熊 明後日29日を最後にムチを置く森泰斗は、この船橋記念がラスト重賞騎乗になる。

いまにし亭(以下い) これまで71の重賞勝ちがある。その内訳をみると、荒尾、園田の各1勝を除く南関東69勝では、船橋7勝、浦和、川崎が各15勝、大井がダントツの32勝となっている。

熊 開催日数の多い大井でたくさん勝っているのは分かるが、地元船橋がいちばん少ないのは意外だね。

い 騎乗馬別ではキタサンミカヅキで5勝(東京スプリントほか)、ケラススヴィア(東京プリンセス賞ほか)、ヒガシウィルウィン(東京ダービーほか)で各4勝。3つ勝っているのがヒーローコール(戸塚記念ほか)、コパノフィーリング(習志野きらっとスプリントほか)と、この船橋記念で手綱をとるギガース(若潮スプリントほか)。

熊 ギガースは休み明けの前走は3着だが、勝ち馬とはコンマ1秒差。たたいての上積みも望めるここは、実力派の古馬相手でも好勝負可能じゃないかな。

い 馬連、3連複で(9)-(2)(3)(8)(5)(12)。船橋を地元に騎手人生を送ってきた森。ラスト重賞騎乗が船橋伝統の重賞「船橋記念」。有終の美を飾ればドラマチックだな。【今西和弘】