北照・田中太晟が国士舘大に合格 中日5位・高橋幸佑に「追い抜くからな」と挑戦状
北照の最速143キロ右腕・田中太晟投手(3年)が1日、東都大学リーグ2部の国士舘大に合格した。
チームメートの中日5位指名の左腕・高橋幸佑投手(3年)と同様、横浜育ちの田中は「進路が決まって、これから始まるなという実感がわいてきた。チームを1部に上げられるようなピッチングを、1年生からしていきたい」と闘志を燃やした。
3年春の小樽支部予選をのぞき、2年秋から最後の夏まで背番号1を背負った。急成長してプロ入りした最速149キロ左腕・高橋とは親友でライバル。今春の全道大会1回戦(対東海大札幌)では、4失点した高橋のあとを受けてマウンドに立ち、1回を無安打無失点に抑えた。多彩な変化球をコーナーに決め、ダブルエースとして存在感を示した。
高橋とは3年間同部屋で過ごした。冬は晴れの日も雪の降る日も、寮の前で2人でシャドーピッチングで競い合った。ドラフトで高橋が指名されるとすぐ「(将来、プロで)追い抜くからな」と、笑顔で挑戦状をたたきつけた。「最終的にプロっていうのは絶対。155キロは最低限投げられるように」と大学での4年間に向けて誓いを立てた。