慶大・清原正吾の獲得逃したBC山梨が期待する長距離砲 元プロの代表も「面白い選手」と認める
来季から国内独立リーグ「ルートインBCリーグ」に参入するBC・山梨(山梨ファイアーウィンズ)が2日、甲州市内で結団式を行い、36選手が参加した。
主砲候補として慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)に獲得オファーを出したものの、本人の“引退”意向で実らなかった。
そんな中で元ヤクルト投手でもある加藤幹典球団代表(39)が「彼なんか面白い選手だと思いますよ」と主砲候補の1人に期待するのが、辻井佑弥外野手(19)だ。
千葉黎明高3年夏は背番号3をつけるも、不調で力を出し切れなかった。「野球、やめようかな」。そう思っていたところ、四国IL・徳島の関係者から誘いを受けた。190センチ、93キロの堂々たる体格はひそかに注目されていた。
しかし、四国IL・徳島ではほとんど出番はなかった。「投手が注目されますけど、野手もみんなフィジカルがすごくて。代走専門みたいな足が速い人もいて。それにやっぱり、みんな1年でNPBへ行くっていう意識がすごくて」。
契約は切れ、新たに山梨でNPBを目指す。「パワーと積極性は自信があります。追い込まれてからとか、変化球への対応が課題ですね」という現在地だ。憧れは「天才ですよね」という落合博満氏。山梨でたくさん振り込んだ先に、道が続く。【金子真仁】