【ソフトバンク】栗原陵矢、26年WBCメンバー入りへ決意「もっとできた」来季100打点目標
2026年はWBC連覇侍だ! ソフトバンク栗原陵矢内野手(28)が2日、福岡県内で開催された選手会ゴルフに参加。今季は3年ぶりに1軍フル完走を果たし、打率2割7分3厘、20本塁打、自己最多87打点をマークした。飛躍の1年となり、侍ジャパンメンバーとしてプレミア12にも出場。26年WBCメンバー入りに向け、チーム内でも侍でも競争に勝つ覚悟で来季は100打点を目標に掲げた。
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青空には雲1つなかった。絶好のゴルフ日和に、栗原が羽を伸ばした。オフはプレミア12、NPBアワードと多忙な日々だった。慌ただしいスケジュールも一段落し、ようやく球団行事に参加。野村、海野、川瀬とのラウンドを終え、国際舞台を経験した男は26年WBCメンバー入りへの決意を明かした。
「もちろん出たい気持ちはあります。そこを目指したいなと思います」
今季は打率2割7分3厘、20本塁打、キャリアハイの87打点をマーク。自身3年ぶりとなる1軍フル完走で、140試合に出場した。飛躍の1年となり、井端ジャパンのメンバーに選出。チームでただ1人プレミア12を戦い、主に5番として日本の準優勝に貢献した。収穫に「集中力」を挙げ「日本のために戦えたのはうれしかった」。過去4度の代表歴も、WBC出場は1度もない。連覇のかかる大舞台へ、今度は世界一を狙うつもりだ。
再び日の丸を背負うため、強い覚悟をにじませる。ゴールデングラブ賞、ベストナインをともに初受賞も、来季のレギュラーは白紙の状況だ。「もっと、もっとできましたし(成績を)残しているとは言えない。まずはスタメンを狙って。(宮崎春季キャンプから)アピール? もちろん」とキッパリ。まずはチーム内競争に勝つことを優先課題にする。
打撃面でも、さらなる成績を追い求めていく。「打率もそうですし、打点も」と満足感はない。1つの指標にシーズン100打点の大台を定め「毎年こだわっています」と言う。WBC連覇を目指す、選ばれし侍に名を連ねるために-。タカの背番号24が高みを見据え、確かな結果を残し続けていく。【佐藤究】