月組新トップ鳳月杏、19年目の本拠地初センター 「最大限の魅力を発揮できる」作品に感謝
月組新トップ鳳月杏(ほうづき・あん)が、相手娘役天紫珠李(あまし・じゅり)との新トップコンビで、新生月組を率いた本拠地お披露目公演「ミュージカル・クエスト『ゴールデン・リバティ』」「Takarazuka Spectacular『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』-IN THE MOONLIGHT-」。昨年末に兵庫・宝塚大劇場公演を完走し、東京宝塚劇場での開幕を1月25日に控える。
昨年の宝塚大劇場初日、大羽根を背負って大階段を下り、入団19年目で立った本拠地の初センター。鳳月は「お芝居・ショーともにオリジナル作品。諸先生方が月組のそれぞれの個性を尊重してくださり、最大限の魅力を発揮できるような、そんなすてきな作品を作ってくださいました」と感謝の思いを口にした。
芝居は、大野拓史氏が作・演出。19世紀後半のアメリカを舞台にした“西部劇”で、鳳月は、列車強盗団「ワイルドバンチ」生き残りのジェシーを好演。芝居巧者らしく、緩急をつけた演技で流れを引き締めた。
ショーは野口幸作氏の作・演出。19年目、トップ制度固定後では最も遅咲き就任の鳳月は、その分、男役芸を磨きあげてきた。そんな鳳月を「フェニックス・鳳凰(ほうおう)」になぞらえ、不死鳥がアジアを中心に各国をめぐる様を描く。東京宝塚劇場は3月9日まで。【村上久美子】
月組新トップ鳳月杏、19年目の本拠地初センター 「最大限の魅力を発揮できる」作品に感謝
雪組新トップ朝美絢プレお披露目 道ならぬ恋「ミュージカル『愛の不時着』」
雪組人気スター縣千、男役10年のオーラ 初の東上主演作で華やかさ&巧みなダンスで魅了
専科スター凪七瑠海 本拠地に別れ「今、最高に幸せと言い切れます」 サヨナラショーも上演
花組新トップ永久輝せあ、決意の船出「出会いと別れ、たくさんの思いが詰め込まれています」
夢の舞台を創り続けて100年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている夕カラジェンヌの横顔を伝えます。