秋田県警は1日、秋田市内のスーパーで男性従業員（47）を襲ってけがを負わせ、店内に入り込んだクマが、在庫品などを置くバックヤードにいるのを確認した。同日午後、売り場とバックヤードにつながる扉を封鎖した。箱わなによる捕獲を目指している。

現場は秋田市のスーパー「いとく土崎みなと店」。11月30日朝、開店前の作業をしていた従業員が店内の総菜売り場付近で襲われ、顔や頭を負傷した。

ドローンで建物内を捜索したところ、売り場内ではクマの姿を確認できなかったことから、秋田臨港署員十数人が中に入り、売り場とバックヤードとの扉を封鎖した。その後、体長約1メートルのクマが動いている姿を署員が目視で確認した。県と市は、箱わなをバックヤードの出入り口付近に仕掛けるなどして捕獲する方針だ。（共同）