“平地では”史上初、チャンピオンズCの珍事で思い出される障害の絶対王者「オジュウあるある」

こんなところで…。1日に行われたチャンピオンズCは1着レモンポップ→2着ウィルソンテソーロ→3着ドゥラエレーデで前年とまったく同じ結果。84年のグレード制導入以降のJRA平地G1では初の珍事となった。

X(旧ツイッター)では「こんなこと今までにあったのか」「初めて見た」というファンの驚きの声が上がった。その後、J・G1で16、17年の中山大障害が1着オジュウチョウサン→2着アップトゥデイト→3着ルペールノエルで決まった例が紹介されると、「あー障害なら確かに…」「オジュウチョウサンのせいで『平地では』が多発してる」「あのオジュウチョウサンとアップトゥデイト時以来」「オジュウチョウサンあるある『平地では』」「まーたオジュウのせいで『平地』とつけないといけない記録が生まれてしまったのか」「こんなところで『平地では~』を見るとは思ってなかったのでどこまで行ってもオジュウ関連がヤバい」「全てのデータを破壊していけ! 障害界の絶対王者オジュウチョウサン」「2017年て、『前』王者か?『現』王者か? の年よね」「オジュウが歴史をつくったというか、今回の場合は一番すごいのルペールノエル先生なんだよなあ」と絶対王者の偉業とそのライバルたちを思い出すファンの声があふれた。

オジュウチョウサンはJ・G1を9勝した障害競走の絶対王者。石神深一騎手が主戦を務め、春の中山グランドジャンプは16~20年の5連覇を含む6勝、中山大障害は3勝を挙げている。22年の中山大障害を最後に現役を引退し、ヴェルサイユリゾートファームで種牡馬入り。種付け初年度の23年は8頭、24年は5頭に種付けしている。今年から顕彰馬の選定対象となり、初年度の顕彰馬入りはならなかったものの得票率58・0%の高い数字を集めた。障害競走で顕著な成績を残した馬としては、85年グランドマーチス以来2頭目の顕彰馬入りが期待されている。