【オリックス】宮城大弥「由伸さんいない」沢村賞へ意欲 高卒6年目の年俸2億円は左腕史上最速

  • 契約更改を終え会見に臨むオリックス宮城(撮影・前田充)
  • 契約更改を終え、来季の目標を記した色紙を手にガッツポーズするオリックス宮城(撮影・前田充)
  • 契約更改を終え会見に臨むオリックス宮城(撮影・前田充)
  • 契約更改を終え会見に臨むオリックス宮城(撮影・前田充)
  • 契約更改を終え会見に臨むオリックス宮城(撮影・前田充)

オリックス宮城大弥投手(23)が球団3人目となる沢村賞を目指す。

4日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改。4000万円増の年俸2億円でサインした。21年の新人王をのぞく初の投手タイトルに照準を定め、その先の沢村賞への意欲も隠さなかった。

「まず1つ、防御率(のタイトルを)取りたい。由伸さんがいないので、頑張ったら沢村賞もあると思う。そこは頑張りたいなと」

オリックスでは14年の金子千尋と、21年から山本由伸が3年連続で受賞。ただ山本がドジャースに移籍した今季は突出した投手不在で該当者なしとなった。宮城は「悔しい状況。もっと投手陣としてレベルを上げないといけない」と力を込め、今季リーグ3位だった3完投からの増加にも意欲を示した。

来季年俸2億円はチームの日本人投手では最高額になる見込みだ。高卒6年目の2億円投手は山本に次いで球団2人目。左腕では球界史上最速だ。今季は7勝9敗で規定投球回も逃したが、防御率1・91など安定感が評価された。来季は2年連続の開幕投手に決定済み。背番号は山本がつけていた18に変わり、名実とも屋台骨を背負う。

「勝ちたい時に勝てる投手。周りに影響を与えるような投手。僕は投げてみないと分からないとか波もある」。まだまだ遠いと首を振った理想のエース像に近づいていく。【大池和幸】

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