天理大・石飛智洋が社会人野球入り 全日本で7打席連続安打男は新人で大会の「中心人物」目指す
春秋連続で阪神リーグの首位打者に輝いた天理大・石飛智洋外野手(4年=出雲西)が来春から社会人野球チームでプレーを継続することが4日、分かった。「1年目から都市対抗」を合言葉に「その中心人物になれるように」と誓った。
「あまり勝ったことがない」と振り返る出雲西(島根)では、2年秋の中国大会8強が最高成績。2年と3年の夏は初戦敗退を喫した。今秋8連覇の常勝大学に進学後は、バットの芯に当てる意識付けから置きティーでシュアな打撃を磨いた。
今春の全日本大学野球選手権では、大会タイ記録となる7打席連続安打で存在感を示した。「入学前に思い描いていなかったことで、驚いています」。新たに2年後のドラフト指名も目標に掲げ、新天地でもまい進する。【中島麗】
◆石飛智洋(いしとび・ともひろ)2002年(平14)12月1日、島根県出雲市出身。長浜小2年で長浜野球スポーツ少年団に入団。浜山中軟式野球部を経て、父の母校でもある出雲西入学後は捕手。天理大2年途中で外野手に転向。目標の選手はソフトバンク近藤健介。177センチ、83キロ。右投げ左打ち。