「自宅を開放して」ヘンリー王子、メーガン妃がLA火災被災者への支援訴え

  • ヘンリー王子とメーガン妃のホームページから

英国のヘンリー王子(40)とメーガン妃(43)夫妻が9日、米カリフォルニア州ロサンゼルスを襲った壊滅的な山火事で被災した人々への支援を訴えた。

「南カリフォルニアの山火事」と題する声明を夫妻の公式ホームページに掲載。「ここ数日、南カリフォルニアの山火事が近隣地域を襲い、家族、学校、医療センター、その他多くのものを破壊し、あらゆる階層の数万人に影響を与えています」とつづり、温かい食事を提供する慈善団体や被災した動物を世話する団体など現地で支援活動をする団体のリストを共有した。

さらに「自宅を開放して」と呼びかけ、「自宅で安全な避難場所を提供できる方は、ぜひそうして下さい。また、障害のある人や年配の隣人が避難に手助けを必要としていないか確認して下さい」と避難場所の提供や避難協力も求めている。また、すべてを失った人々に衣類、子どもの玩具や衣服など必需品の寄付も検討して欲しいと記した。

7日午前にロサンゼルス西部の高級住宅地で発生した山火事は深刻な規模で延焼が拡大しており、9日夜までに1万棟以上の建物が焼失したと伝えられている。約18万人に避難命令が出されているが、鎮火の見通しは立っていない。

夫妻が暮らすロサンゼルス北部モンテシート周辺も山火事の脅威にさらされており、公共安全電力遮断が行われる可能性も指摘されている。(ロサンゼルス=千歳通信員通信員)