「小芝風花」トレンド入り NHK大河「べらぼう」で「男装の麗人」「演技は鳥肌」

  • 小芝風花(2024年7月撮影)

横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜午後8時)第2話が12日、放送された。横浜演じる蔦重こと蔦屋重三郎の幼なじみで“伝説”の花魁(おいらん)、花の井を演じる小芝風花(27)の、あでやかな和装や男装姿に、放送中から「小芝風花」がトレンド入りした。

(※以下、ネタバレがあります)

第2話は、横浜演じる“江戸のメディア王”として後に名をはせる蔦屋重三郎が、吉原の案内本“吉原細見”で客を呼び寄せる案を思いつき、その序文の執筆を、安田演じる江戸の有名人・平賀源内に頼むストーリー。執筆の条件として吉原を案内すると、源内に「俺、男一筋なのよ」とカミングアウトされたが、重三郎はめげずに、「ここには男一筋の俺ですら、とろかす女がいた、って~」と隣に座って執筆をあおった。

源内はおもむろに重三郎を見つめて女装を迫ろうとするが、ここで小芝演じる花魁、花の井が、紫を基調とした麗しい男装で座敷に登場。「男を差し出したおとあっては吉原の名折れ」と啖呵を切り、「今宵の私は、瀬川でありんす」と、伝説の花魁の名跡を名乗る見せ場を演じた。その後は部屋で、源内に舞を披露。見事に序文執筆にこぎつけた。

あでやかな演技でSNSでは「小芝風花」がトレンド入り。「男装した花の井の小芝風花さんの演技は鳥肌」「小芝風花ちゃんの男装と啖呵が最高でしたね」「小芝風花さんの男装がめっちゃ似合っている」「男装の麗人、小芝風花」などと記された。

前回の第1話では、死体となった女郎役で現役セクシー女優の吉高寧々、藤かんな、与田りんが出演したことでも話題となった。また、オープニングのスタッフロールに日本人初のインティマシー・コーディネーターの浅田智穂氏の名前がクレジットされた。インティマシー・コーディネーター(IC)は、映画やドラマなどの映像作品で、性的なシーンやヌードシーンの撮影をサポートする専門職。俳優の心身の安全を守り、演者と演出側の意向を調整する役割を担っている。

同作は大河ドラマ第64作目で、脚本は13年連続テレビ小説「ごちそうさん」や17年大河ドラマ「おんな城主 直虎」などを手がけた森下佳子が担う。語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として綾瀬はるかが担当している。