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第19回南アフリカ大会

8試合完全予想タコのパウル君


 ドイツ西部オーバーハウゼンの水族館で飼育されている「予言タコ」パウル君(2)が、今大会の同国代表の勝敗をすべて当てた。国旗を付けたエサ箱2つを沈め、パウル君がどちらを早く食べるかといういつもの方法で、3位決定戦はドイツ勝利と予言していた。

 1次リーグのセルビア戦と準決勝スペイン戦の敗戦予想も含めて、7試合すべて的中だ。スペイン戦敗北後にはネット上で「切り刻んでシーフードサラダやパエリアに混ぜろ」などと八つ当たりされたが、神通力に陰りはなかった。スペイン優勝なら8戦パーフェクト(スペイン優勝で8戦パーフェクト予想達成)。あまりの的中率に、英ブックメーカーのウイリアムヒル社の広報アダムス氏は「パウル君の予想の影響で的中率が高まり、弊社は少し損失をこうむっています。願わくばドイツ代表の試合の予想に専念されんことを」とコメントした。

 タコの寿命は長くて3年。パウル君が4年後のブラジル大会まで生き永らえるのは至難の業だ。ミュラー、エジルら「ドイツ黄金世代」の台頭を見届け、奇跡の予言タコがライフワークを終える。

 ◆パウル(Paul) 08年に英南部ウェーマス沖の大西洋で生まれた。ウェーマスの水族館で飼育されたが、生後3カ月でドイツ・オーバーハウゼンのシーライフ水族館に移る。名前はドイツの詩人ボーイ・ローンセンの「タコのパウル」という詩が由来。パウルとはドイツ語の男性名。ニックネームは「サイキック(占い師)・オクトパス」。W杯南アフリカ大会ではイングランド戦、アルゼンチン戦などドイツ代表7試合と決勝戦の計8試合の勝敗をすべて的中させた。

















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