退社した森香澄、池谷実悠は同期 テレ東田中瞳アナが初著書発売 第2弾では3人の鼎談読みたい

  • 大人っぽく人懐っこい笑顔でカメラを見つめるテレビ東京の田中瞳アナウンサー(撮影・横山健太)
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<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

テレビ東京田中瞳アナウンサー(28)が初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を20日に発売した。

日常生活や仕事についてつづった約20編の書き下ろしエッセーや番組で共演するさまぁ~ずらとの対談、秘蔵写真などを掲載。テレ東の若手筆頭株にまで成長した田中アナだが、この世代は同期に現在タレントとして大活躍中の森香澄、今年3月に俳優小野翔平と結婚、同9月をもって退社して海外の大学院へ留学した池谷実悠がおり、三者三様の個性派がそろっていた。

著書発売を記念して行った取材では、同期2人についての話も聞いた。すでに2人は退社したが、3人いたころも共に番組を担当して働いていたことなどがないため「何かが変わるというわけじゃないのは正直なところです」とあまり実感は沸いていない様子だった。入社当初は2人とのキャラクターの違いに「私も頑張らなきゃ」と焦りを感じていたことも明かし「そういうことで勝手に比較して悩んだ時期もありましたけど、そうした悩みの時期は2人がいたからこそ。ライバルではないですけど、自分にとって大事な存在でした。2人の存在を意識するじゃないですか。働いている場所は違うけど、それぞれ頑張っているのがパワーになっている部分はありました」と振り返った。

田中以外の2人は行動的で、うらやましく思っていたこともあったという。著書での先輩の狩野恵里アナとの対談でも赤裸々な思いを明かしていた。池谷ら同期は休日に仲間とフットサルやバスケットボールなどを楽しんでいたこともあった。田中は「私は運動が苦手なので…」と笑いつつ「(森と池谷の)2人は今、あるべき姿が見られていると思います。それぞれの個性の通りです。もちろんテレ東での数年間があってのことだと思いますけど、のびのびしているなと。2人の覚悟を私はとても尊敬しています」と話した。

池谷の退社直前に番組で共演した際には、同期3人の仲について田中は「正直に言います。めちゃくちゃ良くも悪くもないよね?」と明かしていた。それぞれが“あるべき姿”を追い求めて活躍する。もう少し時間がたったあとに、ぜひ第2弾の著書で3人の鼎談(ていだん)を読みたいと思っている。【松尾幸之介】