新潟レディース川澄奈穂美「すごくやりがいがあった」持ち前の“コミュ力”で小学生指導
WEリーグの新潟レディースMF川澄奈穂美(39)らが1日、新潟県主催のスポーツ教室に参加した。地元クラブの水原サッカー少年団の4、5年生40人を対象に、パス回しの基本などみっちり指導。持ち前の“コミュ力”でハートをがっちりつかみ「すごく反応のいい子たちだなと。すごくやりがいがあった」と笑みをこぼした。
テーマは「ゆめづくり」。川澄もプロサッカー選手を志し、その夢をつかんだ。そして、11年W杯ドイツ大会で世界一を経験。今では夢を与える立場になった。前日はアウェーのノジマ相模原戦(2○0)で85分間プレー。バスで約5時間の帰路を経て、試合終了から24時間経たないうちに、翌日のスポーツ教室に臨んだ。「こういった活動は大切にしていきたい。足を引きずっていなければ行きたい」。疲れた表情は一切見せることなく、プロ魂を示した。
今でも夢がある。8日のクラシエ・カップ準決勝(ピースタ)では、2年連続決勝進出を懸けてINAC神戸と対戦する。「(今の夢は)もう本当にタイトルです。今月1つ、来月(皇后杯)に1つ、取れるチャンスがある。夢をつないでいけるようにやっていきたい」と力を込めた。【大島享也】