◆紙面企画
データdeW杯
今大会で20回目を迎えるW杯。おもわず「へぇ〜」とうなってしまうW杯関連のトリビア、試合観戦に役立つ豆知識などを日刊スポーツ独自の視点で紹介する「データ de W杯」。
史上初4大会連続初戦ゴール狙うクローゼ
ドイツ代表FWクローゼは、W杯通算14ゴールで歴代最多15得点のロナウドにあと1点と迫る。02年と06年大会でそれぞれ5点、前回の10年大会でも4点を決め、3大会連続ゴール中。4大会連続得点となれば、ペレ、ゼーラーに続く史上3人目の快挙となる。
過去3大会すべて初戦でゴールを決め、チームに勢いをもたらした。今大会のドイツは6月16日の初戦ポルトガル戦で、史上最速でW杯通算100試合に到達する。西ドイツ時代を含め99試合60勝19分け20敗で、勝利数はブラジルの67勝に次ぐ2位だが、試合数ではブラジルの97戦を上回り最多。その記念の一戦で1得点を挙げれば、通算ゴール数で歴代トップに並ぶだけでなく、4大会連続「初戦」ゴールという史上初の快記録達成だ。
通算出場試合数は歴代8位の19試合。今大会でドイツが準決勝以上に進出すれば、歴代最多25試合のマテウス(ドイツ)に並ぶ可能性がある。ただ昨年の欧州予選で6戦4得点のエースも今年で36歳。フルに活躍できないかもしれない。今月初めには全治4週間のけがも負った。達成可能な好記録がめじろ押しだけに、本大会初戦までには復活してほしい。【石川秀和】