日本一の余韻に浸ることなく、来季を見据える。

DeNA牧秀悟内野手（26）が4日、横浜市内の球団事務所で契約交渉に臨み、2000万円増の年俸2億5000万円で更改。「もっと選手個人として成長していかないとなと感じています」と気を引き締めた。

試行錯誤の1年だった。主将として挑んだ初めてのシーズンは「本当に難しいことばかりだった」。個人としても「今年に関しては4月から7月くらいはうまくいかないなと。バッティングに関しても守備に関してもハマるものがなかった」と明かした。5月にはプロ入り後初めて負傷で出場選手登録を抹消されるなど、かつて経験したことのない苦難が続いた。

「このまま戦っていても選手として落ちていく一方だなと改めて感じましたし、何か自分の中で変えていくことが大事」。球団史上初の新人から4年連続20本塁打を達成しても、主将としてチームを日本一に導いても現状に満足することはない。