【筑波大】プロ内定5人 湘南加入の田村蒼生「会場をわかせるプレーを」4年間の成長実感
筑波大蹴球部は2日、茨城県内の同大学で、プロ内定者記者会見を行った。
湘南ベルマーレ内定のMF田村蒼生、ジュビロ磐田内定のMF角昂志郎、大宮アルディージャ内定の福井啓太、J2ロアッソ熊本内定のFW半代将都、J2水戸ホーリーホック内定のDF沖田空と小井土正亮監督が出席した。
柏レイソルのアカデミーで育った田村は、一回り大きくなって湘南入りを決めた。同世代の若い選手が生き生きとプレーするクラブで「自分のプレーをまた見たいなと思ってもらえるプレーをしたいし、会場をわかせるプレーをしたい」と活躍を誓った。
大宮の下部組織で育ち、憧れのクラブに戻る福井は「対人の守備だったり、考えてプレーするところは成長できた」と4年間の軌跡を思い出しながらうなずいた。200人規模の組織を主将としてまとめ上げたリーダーシップをプロの舞台でも発揮する。
各年代別代表に選ばれつつ、大学に進学した角は「多くの部員がいる中で代表して戦う責任感が芽生えた。人として成長できた」と4年間での人間的な成長を口にした。
他のプロ内定者に比べて、半代は下級生のころになかなかトップチームでの出番がなかったという。悔しい経験を糧に高校時代を過ごした熊本でプロになる夢をかなえた。「機動力は自信を持っているハードワーク、その強度にこだわりを持っている」と自信をみせた。
鹿島アントラーズの下部組織出身の沖田は、筑波大を選び、水戸に進む。茨城への深い愛着を口にし、「地域にいる方々を自分のプレーでわかせる、勇気を与えられるような活躍をしたい。プレーを県民の皆さんにみてもらいたい」と力を込めた。【佐藤成】