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紙面企画

サッカーに王道あり

サッカーに王道あり

◆岩本義弘(いわもと・よしひろ)1972年(昭47)7月24日生まれ。東京都出身。サッカー専門出版社のフロムワン代表取締役社長兼サッ カーキング編集長。イタリアのセリエA、ブラジルリーグなど、海外サッカー中継の解説者としても活躍中。

本命ブラジルVオッズ4倍


 先週末より、日本初となるW杯を対象にしたサッカーくじである「ワールドカップtoto」の販売がスタートした。日本の試合以外も対象となることで、これまでのW杯以上に、他国の戦いぶりにも注目が集まることになりそうだが、今大会の強豪国の評価はどうなっているのか。

 イギリス最大のブックメーカー「ウィリアムヒル」のオッズ(6月2日時点)によると、優勝の本命はブラジルの4倍。以下、アルゼンチンの5・5倍、ドイツの6・5倍、スペインの7倍と続く。ブラジルが優勝候補筆頭なのは、やはりコンフェデ杯の優勝が大きいだろう。12年11月にメネゼスからスコラリに監督を交代したことで、開催国の状態を不安視する声も大きくなったが、コンフェデ杯での優勝により、そういった声をかき消した。

 一方、コンフェデ杯で評価を落としたのが、前回王者のスペイン。08年の欧州選手権、10年のW杯、12年の欧州選手権と、主要国際大会を3連覇した初めての国になったこともあり、「史上最高のチーム」という評価を受けるまでになったが、コンフェデ杯決勝ブラジル戦での完敗(0-3)によって、大きく評価を下げてしまった。もっとも、大舞台で敗れたのは、まだ1戦のみ。W杯連覇の可能性も十分にあり得る。

 ちなみに、日本の優勝オッズは126倍。これは全体の中で15番手のオッズになるが、果たしてこの評価を上回る結果を残せるか。日本の躍進に期待したい。(サッカーキング編集長)

















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