◆評論家
永島昭浩(ながしま・あきひろ)
1964年(昭39)4月9日、神戸市生まれ。御影工から83年に松下(現G大阪)入り。清水、神戸で活躍。J通算165試合65得点。日本代表Aマッチ4試合出場。フジテレビ・スーパーニュース・スポーツキャスター。
1トップでボランチで増えた選択肢
<国際親善試合:日本3-1コスタリカ>◇2日(日本時間3日)◇米フロリダ州タンパ
2つのポジションで先発争いが非常におもしろくなってきた。1トップで先発した大迫の動きは良かった。山口のシュートを導いた前半29分のポストプレーなど、引いて守るコスタリカに、きっちりくさびに入るポジショニングの良さは、ドイツでの成長を感じさせる。相手の運動量が落ちる終盤に、この日のように柿谷を投入して得点を狙う手もある。
ボランチも同じ。先発した青山と山口は、遠藤と長谷部に負けない機動力を発揮した。3列目からの飛び出しは相手には脅威となる。コートジボワールのY・トゥーレとのマッチアップも期待できる。親善試合は6人交代できるが、W杯では3人まで。選択肢が増えた監督にはうれしい悩みでもあるが、カードの切り方が大事になってくる。(日刊スポーツ評論家)