ディーン・フジオカ、NHK BS「正直不動産」でタップダンス 「言葉にならない思いを」
俳優ディーン・フジオカ(44)が14日、都内で、主演のNHK BS特集ドラマ「正直不動産 ミネルヴァ スペシャル」(BS4K2月1日午後7時30分、NHK BS同5日午後8時30分)の制作発表に出席した。
不動産業界を舞台にしたシリーズ最新作。フジオカはミネルヴァ不動産立川店の店長、神木涼真役。「まさか、こういう形で神木の物語が続いていくとは。もう1度、神木の人生と再会できました。愛の深さ故に前に進めない、強さと弱さのアンバランスが、このキャラクターの魅力。感動、希望を感じるようなエンディングが印象残っています」と話した。
神木は節目、節目でいきなりタップダンスを踊り出す。「前シーズンが終わった後も、個人的にタップを練習していました。縁を感じますね。単純な身体的な動きではなく、ダンスって言葉にならない思いを動きに託すんだと思います。すごく楽しかったし、言葉にすると切り取られて明確になってしまうけど、ダンスだと本能的、原始的になって自分としては思いが成就できたなと」と説明。「コミュニケーションとして、こういう風なタップの使い方があるんだなと感動しました。以前と技術的には大きな変化はないけど、余裕が生まれました。自分の中でタップという表現を楽しめるようになりました」と明かした。
前シリーズでは、初登場でいきなりタップを踏み始めた。神木の同僚でライバルのヒロイン花澤涼子を演じる倉科カナ(37)から爆笑された。フジオカが「今に見てろよ、と思いました」と振り返ると、倉科は「恨まれたな(笑い)。最初の時は敵対してガンをつけられながら、タップ踏まれてどう対応したらいいかと思いましたが、今回はグッときました。許してください」。ディーンは「ありがとうございます」と笑った。
倉科は「ミネルヴァ不動産は、いつも怪しい雰囲気で、何か起こりそうでクセになりそう。撮影にしてみたら、本当にエンターテインメントをギュッと詰め込んだ作品になっていました。笑って泣けて、いろいろな事を知ることができる。この2人が、どのように不動産業界と向き合って行くのか、結末を見てほしい」と話した。
脚本の清水匡氏(53)は「僕はシーズン2からですが、すごく光栄にうれしく思います。普段は“悪役”の側のおふたりを書かせていただけるのは、本当にワクワクする。本当に楽しく書かせていただきました。できあがったドラマは、書いていたい時以上に楽しく見られました。中盤からは涙が止まりませんでした」と話した。