【キムタク似?】ハイヒール・リンゴも推す「やました」THE W頂狙う女性ピン芸人

やました(27)は、お笑い界でも数少ない女性のピン芸人のひとり。今年に入ってよしもと漫才劇場(マンゲキ)のメンバー入りを果たし、7月のABCお笑いグランプリ決勝に進出。ファンからの注目もうなぎのぼりだ。一方で学生時代は吹奏楽部に打ち込み、大学卒業目前に中退した異色の経歴を持つ。ハイヒール・リンゴが「木村拓哉そっくり」と称するやましたの素顔に迫った。

お笑い

注目を集める女性ピン芸人やました(撮影・三宅敏)

注目を集める女性ピン芸人やました(撮影・三宅敏)

◆やました1997年(平9)7月21日生まれ、兵庫県尼崎市出身。中学から大学まで吹奏楽部でパーカッション担当。NSC(吉本総合芸能学院)43期。24年3月の翔チャレンジで、よしもと漫才劇場(マンゲキ)メンバー入り。7月のABCお笑いグランプリ決勝進出。ABCラジオ「兵動大樹のほわーっとエエ感じ。」出演中。ハイヒール・リンゴがプロデュースする「女芸人大祭り」(森ノ宮よしもと漫才劇場で行われるイベント)でも活躍。趣味は読書、カラオケ、飲酒。身長165センチ。

ABCお笑いGP決勝進出

7月7日、ABCお笑いグランプリ決勝。ピンもコンビも、漫才もコントも何でもありの決戦に、東西の若手芸人12組が結集した。

ピンでコントを演じるやましたも、その1人。

やました決勝に進むことが決まった段階で、7月、8月の仕事がグッと増えました。ありがたいことです。決勝では優勝に届かなかったけれど、反響は想像以上にありました。決勝が行われた翌日は一気に緊張が解けて、お昼からミナミの街でボーッとお酒を飲んでいたら「ABC、見ましたよ」とファンの人からいきなり声をかけられ、あわてましたね。

優勝した令和ロマンはじめ、フースーヤ、天才ピアニストら賞レースの常連メンバーがそろっていたABCお笑いグランプリ。

このとき審査員を務めていたのがハイヒール・リンゴ。やましたは、ネタを見せ終えた後「あんたはネタ以外のとき、ボーッとしてるなあ」とズバリ指摘された。

やましたその瞬間、テレビなのに特にボケることもせず、ただ黙っていたんですが、あとで録画を見たら、いかにも気を抜いているような感じでした。

リンゴさんには「女芸人大祭り」(森ノ宮よしもと漫才劇場で行われるイベント)をプロデュースしていただいたり、その後の打ち上げに呼んでいただいたり、私はリスペクトしていますし、大好きな方です。実はリンゴさん、おもしろいエピソードがいっぱいあるので、舞台でそれを材料にネタにしたいと思ってまして。

先日、食事に連れていってもらった際、「私のこと、いじってもええよ」という許可をいただきました(笑い)。大先輩ではありますが、私の売りのひとつにしていきたいと考えてます。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。