【吉田たち】しゃべくり漫才にこだわる双子の本格派 サンド伊達を「巧い」とうならせ

双子の漫才コンビ「吉田たち」が誕生日でもある11月13日、大阪・よしもと漫才劇場で単独ライブ「吉田たちの生誕」を行う(午後7時開演)。コンビ結成から17年。しゃべくり漫才に取り組み続けた成果を舞台で披露する。兄ゆうへい(36)と弟こうへい(36)で真摯(しんし)に歩む漫才の道。これからが2人の全盛期だ。

お笑い

11月13日、37歳の誕生日に単独公演「吉田たちの生誕」を控える吉田たち。弟こうへい(左)と兄ゆうへい(撮影・三宅敏)

11月13日、37歳の誕生日に単独公演「吉田たちの生誕」を控える吉田たち。弟こうへい(左)と兄ゆうへい(撮影・三宅敏)

◆吉田(よしだ)たち一卵性双生児の兄ゆうへい、弟こうへいによって2007年(平19)8月、コンビ結成。ともにNSC(吉本総合芸能学院)29期。出囃子はザ・ピーナッツ「恋のフーガ」。23年、上方漫才大賞奨励賞。

◆ゆうへい1987年(昭62)11月13日生まれ、大阪府堺市出身。趣味はサッカー、テレビゲーム、漫画。立ち位置は向かって右側。19年に吉本新喜劇の井上安世と結婚、21年12月に長男誕生。身長177センチ。

◆こうへい趣味はサッカー、漫画。立ち位置は向かって左側。独身。身長177センチ。

11月13日、37歳の誕生日に単独公演「吉田たちの生誕」を控える吉田たち。弟こうへい(左)と兄ゆうへい(撮影・三宅敏)

11月13日、37歳の誕生日に単独公演「吉田たちの生誕」を控える吉田たち。弟こうへい(左)と兄ゆうへい(撮影・三宅敏)

11・13よしもと漫才劇場「吉田たちの生誕」

昨年も、11月13日に単独ライブ「吉田たちの生誕」を行った(なんばグランド花月)。このときはメッセンジャー黒田、ギャロップ林、アインシュタインら多彩なゲストがおおいに盛り上げ、お祭りムード満載となったが、ことしは一転じっくりと漫才を楽しんでもらう趣向。

ゆうへい基本は、2人でのしゃべくり漫才です。去年よりも、もっと楽しくなるよう努めます。

こうへいしゃべくりで勝負します。双子ではありますが、漫才を通じて中身は「別の人間」だというところを見ていただきたいですね。

単独公演の日が37歳の誕生日。「40」という年齢がグッと身近に感じられるところまで迫ってきた。

ゆうへいアラフォーですよね(笑い)。36歳では感じてなかった「もう、ほとんど40歳やん!」という現実に驚いてます。まあ、40まではまだ時間があるので、ここから漫才師・吉田たちの価値をグッと高めていきたいですね。

こうへい双子ですからね。トシを重ねていくことで、よりおもしろくなっていくんじゃないかと思うんです。見た目をとっても、双子のおじさん、双子のおじいさんって、そんなにいないじゃないですか。これからトシを取っていくのが、実は楽しみでもあるんです。

整形で「うりふたつ」作戦も

1年前の単独公演では、ひとつの試みを行った。芸人仲間でさえ、見分けるのに苦労する2人を、さらにそっくりに変身させるべく整形手術を行ったのだ。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。