【清水けんじ】9月6日「吉本新喜劇座員総選挙2024」…頂点狙う「回し」の達人

3年目を迎えた「吉本新喜劇座員総選挙2024」が、これまでにない注目を集めています。ファン投票によって「人気があるのは誰か?」を決めるイベントで、清水けんじ(49)と吉田裕(45)がガチで火花を散らします。吉田は「清水さんに負けたら座長を下りる」と背水の陣。昨年はわずかの差で吉田が上回りましたが、真剣バトルから目が離せません。

お笑い

吉本新喜劇総選挙で上位を狙う清水けんじ(撮影・三宅敏)

吉本新喜劇総選挙で上位を狙う清水けんじ(撮影・三宅敏)

◆清水(しみず)けんじ1975年(昭50)7月16日生まれ、京都市出身。NSC15期。98年、漫才コンビ「フロントストーリー」結成。07年に解散し、08年9月の第4個目金の卵オーディションで吉本新喜劇入り。趣味はバスフィッシング。身長173センチ。9月19日、なんばグランド花月(NGK)で「清水けんじの大笑撃新喜劇」(午後7時30分)に出演。同日午後10時30分から「おわりたてほやほや清水けんじのアフタートークライブ 放談」(Yogibo HOLY MOUNTAIN)も。

アキが連覇中

9月19日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で「清水けんじの大笑撃新喜劇」(午後7時30分開演)が行われる。

清水これまでリーダーとして何度も新喜劇を行ってきましたが、今回は台本からひとりで作ります。ふだんの新喜劇とはひと味違ってVTRを駆使して盛り上げることも計画中。誰かは当日のお楽しみですが、スペシャルゲストも登場します。

準備に追われる毎日だが、その前にも大事なイベントが控えている。

「吉本新喜劇座員総選挙2024」だ。8月31日まで投票が行われ、その結果が9月6日夜、開票される(大阪・イエスシアター)。

過去2年はアキ(55)が連覇しており、今年も上位29人の座員が「吉本新喜劇まつり2024」(10月18日、なんばグランド花月)に出演することができる。

7月31日に行われた新喜劇の間寛平GM会見。ここで清水と吉田裕がバチバチ火花を散らした。ともに座長を目指して切磋琢磨(せっさたくま)してきた2人だが、昨年5月に吉田が先に座長就任を決めた。

「1位になりたいんや」

その吉田のいる前で「1年間、座長を務めて、総選挙で僕に負けたらどうなるんですかね? 僕だったら座長を辞めます」と挑発。ここまで言われた吉田は「負けたら座長を下りる!」と宣言した。引くに引けない2人のバトル。

清水気持ちは「1位になりたいんや」です。昨年は9位でしたが、ひとつでも上に行きたい。(2年連続1位の)アキさんを超えられたら最高です。順位については言うたもん勝ちですよ(笑い)。

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。