【三浦佳生の言葉:現地発】「1スケオタとして楽しみ」あずしん歓迎/SカナダSP

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ>◇10月27日(日本時間28日)◇カナダ・バンクーバー◇男子ショートプログラム(SP)

昨季の4大陸選手権と世界ジュニア選手権で2冠を達成した三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が「難しい氷」と向き合っています。

SPは基礎点が1・1倍となる演技後半のトーループが2回転となって0点。手痛いミスが響いて、80・80点の4位発進となりました。自身の魅力と自覚するスピード感と、氷の相性をどう調整するか-。10月28日(日本時間29日)のフリーで適応能力が問われます。

26日の公式練習でのユーモアあふれるトークとともに、お届けします。

フィギュア

GPスケートカナダ・ 男子SP成績


順位名前SP
1山本草太89.56
2チャ・ジュンファン86.18
3友野一希81.63
4三浦佳生80.80
5ミハイル・シャイドロフ79.18
6コンラッド・オーゼル77.68
7ウェスリー・チウ76.94
8マッテオ・リッツォ74.99
9アレクサ・ラキッチ72.56
10リアム・カペイキス71.59
11マーク・ゴロニツキー70.69
12ミハイル・セレフコ70.18
SPの演技をする三浦(ロイター)

SPの演技をする三浦(ロイター)

SP4位発進 氷との相性が…
「スピード落とすと持ち味が消えるし」

SPを終えて

――率直に演技を振り返って、2回転に抜けたトーループを含めていかがですか

三浦 跳び上がった感覚は自分でも悪くないし、普段では跳べている跳び上がりだったんですが、氷の特徴といいますか、はね返されるような感覚がありました。スピードを出すと、その分跳ね返されるような、2日間の練習でのイメージがありました。そこをつかむのに昨日から苦戦していましたが、本番前の練習で多少跳び上がりが荒れても、跳べていたので「いける!」と思ったんですが、ちょっとダメでしたね。

――これまではサルコーに苦戦しているイメージでしたが、冒頭で入って、安心した部分もありましたか

本文残り86% (3301文字/3835文字)

スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。