高橋大輔が宇野昌磨が「本当にお世話に」レジェンド4人の思い出トーク

今年で18回目を迎えるアイスショー「フレンズオンアイス」の公開リハーサルが29日、KOSE新横浜スケートセンターで行われました。06年トリノ五輪金メダリストで、同年にショーを立ち上げた荒川静香さん(42)が今年、初めて出演依頼をしたのが浅田真央さん(33)。久しぶりにソロナンバーを披露した高橋大輔さん(38)、5月に選手生活に終始を打ってプロ生活を始めた宇野昌磨さん(26)ら、国内外の豪華共演が果たされたリハーサル後の会見の模様をお届けします。本公演は8月30日~9月1日の日程で開催されます。

フィギュア

<フレンズオンアイス前日会見>

リハーサル後の会見で笑顔を見せる、左から宇野さん、浅田さん、荒川さん、高橋さん

リハーサル後の会見で笑顔を見せる、左から宇野さん、浅田さん、荒川さん、高橋さん

荒川静香、浅田真央とリハ終え、思い出たっぷり

――今年で18回目を迎えますが、今回のテーマを教えてください。

荒川 フレンズオンアイスのずっと変わらないコンセプトを今年も引き続きコンセプトとして提案してきてるんですけれども、やっぱりそれぞれのスケーターの等身大の今が1番輝く所をみてもらうのが理想になっています。そこは根幹として変わらずに、今年もテーマとして、それをジュエリーに例えて、今年は1人1人の輝きがリンクで1番発揮されるようにという願いがあり、それがテーマになります。プロのスケーターが多いので、今どのような活動をしてるか、それぞれなかなかお客さんもご存じない方もたくさんいらっしゃると思いますし、初めて来られる方もいらっしゃると思うんですけども、その方々にも選手だった時に知ってた方、知らなかった方も、今の輝きがこんなにすてきなんだよというのを伝えたくて、私はその輝いているスケーターたちに来ていただいて、こうやって一緒に滑る事を喜んでいる今年です。

――それぞれ、ご自身が披露される演目について教えてください。

宇野 プロになって初めて作ったプログラムになります。現役の時に比べるとすごくアップテンポで、すごくジャンプ以外のかなりエネルギーを使う。自分のこのプログラムを滑りがいを持って滑っています。

浅田 私はsiaの「シャンデリア」という曲なんですけど、苦悩を表現しています。スケーターとして 滑っていく中でも楽しいとか幸せだけじゃなくて、大変だったり辛いこともある。それを表現しつつ、でも私は負けずに輝くんだという、そういった力強い滑りを皆さんに見ていただきたいなと思います。

荒川 私はyoshikiさんの「アメシスト」に歌詞をつけたもので、歌手の方が歌われているライブバージョンなので、ちょっとライブ音源のライブ感もあるんですけれども。すごく愛をテーマにしている部分で、宝石の輝きともちょっと違うんですけれども、テーマだけは共通していて、その愛の強さへの思いを皆さんがどのように感じるかについて考えるようなものになってます。

高橋 テーマの宝石は結構惑わされたりする部分あるかなと思って。僕自身はこのプログラム、今回は自身で振り付けをしたんですけど、その惑わされるところから不思議な世界にちょっと迷い込んで、その世界から抜け出せなくなってしまう、そんなテーマではあるんですけど。そういったところもちょっと関連付けて、曲調もすごいきれいな曲なのかなと思い、けど、ちょっとジャズっぽかったりブルースっぽかったりで、またきれいに戻っていく。すごく解釈するのが難しい曲なので、そういったところも不思議な雰囲気を出せればなと。

――浅田さんに質問です。今回初出演ですが、荒川さんと滑る事についてお気持ちを教えてください。

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。