【坂本花織の言葉】「ポジティブに考えないと…切り替えたもん勝ち!」/世界選手権

【モントリオール=阿部健吾】56年ぶりの3連覇に挑む坂本花織(23=シスメックス)は日本勢トップの73.29点をマークも、4位でSPを終えました。2本目の3回転ルッツでは着氷に乱れがあり、「一言で言えば練習通り」と振り返りました。

首位発進のルナ・ヘンドリックス(ベルギー)とは3.69点差。SPでは最終滑走となりましたが、22日(日本時間23日)のフリーでは24人中21番目の登場となります。「ここからは切り替えたもん勝ち!」と前向きな姿勢を強調。「坂本花織の言葉」を現地発でお届けします。

フィギュア

<世界選手権>◇20日(日本時間21日)◇第1日◇カナダ・モントリオール◇女子ショートプログラム(SP)


順位選手名SP
1ルナ・ヘンドリックス76.98
2イザボー・レビト73.73
3イ・ヘイン73.55
4坂本花織73.29
5ユ・ヨン67.37
6キム・チェヨン66.91
7ニーナ・ペトロキナ66.23
8吉田陽菜64.56
9アンバー・グレン64.53
10リビア・カイザー64.05
11ニーナ・ピンザローネ64.04
12キミー・レポンド62.64
13千葉百音62.64
14エカテリーナ・クラコワ62.34
15ジョセフィン・タイガード61.55
16オルガ・ミクティナ60.77
17マデリン・シーザス59.65
18ロリーン・シルト59.41
19サリナ・ヨース59.39
20アナスタシヤ・グバノワ58.66
21ネッラ・ペルコネン56.82
22ツーハン・ティン56.32
23ミア・リサ・ゴメス55.09
24ナタリー・ランゲルバウアー53.81
25ニーナ・ポベイ53.50
26アレクサンドラ・フェイギン53.33
27ジュリア・ザウター52.52
28エリスカ・ブレジノワ50.90
29クリスティーナ・イサエフ50.07
30べネッサ・セルメコバ48.94
31ソフィア・ステプチェンコ46.74
32マリア・セニュク46.57
33アナスタシア・グラチェワ46.12
34アナスタシア・ゴジュワ40.28
35メダ・バリアコイテ40.04
女子SP ポーズを取る坂本(撮影・阿部健吾)

女子SP ポーズを取る坂本(撮影・阿部健吾)

ダークモードにはなっていない

――演技を振り返っていかがですか

坂本 もう一言で言えば、練習通りかなって感じがします。練習の時から、ルッツがダメだとフリップはいけて、フリップがダメだとルッツは良いという感じもあって。どちらかといえば、フリップができない時のほうが多かったですが。それがもろに出たという感じです。

――どちらかがうまくいかない原因はありますか

坂本 気持ち一つだと思います。練習で1回、1回やる時はほぼほぼの確率で跳べる。でも曲がいざ鳴った時に、ちょっとでも「無理かも」って思うと、跳べない方向に自分でもっていってしまうので。それが練習でよく起こっていたことで、それを直さないといけないなとあらためて感じました。

女子SPの演技を終え得点を見る坂本(右)(共同)

女子SPの演技を終え得点を見る坂本(右)(共同)

――直前の滑走者のルナ・ヘンドリックス選手が好演を披露しました。その上での最終滑走となり、緊張感もありましたか

坂本 いつもですが、自分の前の人の演技の最後の1分くらいしか見ないので、視界に入るレベルなんですけど。ルナの最後を見ていてすごく良かったと分かったんですけど、それは何度も経験している。今さらそれでのまれるというのはないかなと思います。

――今日の最終滑走へはどのように臨みましたか

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スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。