【鍵山優真の言葉】「僕のスケート人生ここで終わりじゃない」/世界選手権

【モントリオール=阿部健吾】ショートプログラム(SP)2位の鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、3度目の準優勝を果たしました。大技4回転フリップを決めるなどフリー2位の203.20点、合計309.60点をマークしました。優勝のイリア・マリニン(米国)の世界2位となる高得点には及びませんでしたが「僕のスケート人生ここで終わりじゃない。ミラノまで見据えているので、追いつきたい」と闘志をわかせました。

フィギュア

<世界選手権>◇23日(日本時間24日)◇第4日◇カナダ・モントリオール◇男子フリー


順位選手名SPフリー合計
1イリア・マリニン105.97227.79333.76
2鍵山優真106.35203.30309.65
3アダム・シャオ・イム・ファ77.49206.90284.39
4宇野昌磨107.72173.13280.85
5ジェイソン・ブラウン93.87180.46274.33
6ルーカス・ブリッチギー93.41180.68274.09
7デニス・バシリエフス89.42168.38257.80
8三浦佳生85.00169.72254.72
9ニコライ・メモラ93.10160.02253.12
10チャ・ジュンファン88.21161.44249.65
11アレクサンダー・セレフコ84.08163.49247.57
12マーク・ゴロニツキー80.49162.76243.25
13ニカ・エガゼ92.08149.47241.55
14ミハイル・シャイドロフ80.02154.17234.19
15ドノバン・カリージョ80.19152.48232.67
16ガブリエレ・フランジパーニ82.63148.75231.38
17ウェスリー・チウ78.00149.21227.21
18キム・ヒョンギョム74.89147.90222.79
19ロマン・サドフスキー84.28137.29221.57
20カムデン・プルキネン78.85141.01219.86
21リュック・エコノミデス74.02143.08217.10
22セメン・ダニリアンツ73.46140.53213.99
23アンドレアス・ノルデバック76.20135.25211.45
24イ・シヒョン73.23134.36207.59
演技を終えて父正和コーチからねぎらわれる鍵山

演技を終えて父正和コーチからねぎらわれる鍵山

――準優勝の結果について、いかがですか

鍵山 今大会、一言で言うなら、とにかく全力で頑張ったなって思いますし。本当に僕自身、練習積み重ねてきた部分はもちろん自信として出すことができたと思いますし。それに加えて、本当にお客さんに救われたって思った試合だったなって感じました。

――スタンディングオベーションでした

鍵山 アクセル転んだ後の歓声がすごくて。なんかこんなに応援してもらえるんだってすごい泣きそうになっちゃって。早いけど(笑顔)。でもやんないといけないから。でもそこまで応援してもらえなかったらちょっと気持ちが切れかけてたかなって思うので、本当にありがたいです。

フリー演技を行う鍵山

フリー演技を行う鍵山

――アクセルでは転倒してしまいました

鍵山 なんかちょっと危なかったんですけど。多分もう足がブルブル震えてて、多分バランス崩しちゃって転んだ感じだったので。疲れだと思いますね。多分なんですけど、でもあたたかい拍手と声援に押されて、なんとか最後まで全力で滑れたなって思いました。

――演技後は涙していましたか

本文残り63% (2080文字/3286文字)

スポーツ

阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。