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紙面企画

取材班日記

取材班日記

日刊スポーツ新聞社W杯取材班5人のブラジル日記です。
◆盧載鎭(の・ぜじん)
◆益子浩一(ましこ・こういち)
◆菅家大輔(かんけ・だいすけ)
◆八反誠(はったん・まこと)
◆栗田成芳(くりた・しげよし)

謎のコブラ箱はオモチャだった


 記者たるもの謎を謎のまま終わらせてはなりません。18日付のこの欄に益子記者が記した“謎の箱”。ガソリンスタンド併設の売店に山積みされていたコブラの絵が描かれている箱のお話です。一体何が入っているんだ? 大阪本社では編集会議でも話題になったとか…。ヘビ嫌いの益子記者に代わって中身を突き止めたら特別ボーナスが出るかも!? 前回訪問時はサントス遠征中で不在。身の危険を感じつつ、ぜひ、と願い出てみんなで再訪しました。

 入り口の一番目立つ場所にドーンと積まれています。指をさし女性店員に中身を聞くと「開けてみたら?」というジェスチャー。へっぴり腰で近づく。箱の上には濁った水のバケツ。何やらエサのカエルでも入っていそう。ゆっくりフタをスライドさせたその瞬間、箱の側面から赤い舌を出したコブラの頭がビュッと飛び出してきました。

 日刊取材班は「ウワー!!」と悲鳴をあげ腰を抜かしました。ブラジルでコブラにかまれたら労災は認められるのか? 一瞬の後、女性店員が大笑いで寄って来て種明かし。よく見ると顔を出しているのはおもちゃのコブラ。びっくり箱だったのです…。ホッとひと安心ですが本当に怖かった。記者とは危険と隣り合わせの職業です。【八反誠】

















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