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評論家

中山雅史

中山雅史(なかやま・まさし)

日本サッカー史の一時代を築いたストライカー、中山雅史氏が日刊スポーツ評論家としてデビュー。W杯予選の過酷な戦いを経験し、2度のW杯に出場した中山氏が、当時を振り返るとともにザックジャパンに緊急提言した。

混沌1トップ争い


<国際親善試合:日本3-1コスタリカ>◇2日(日本時間3日)◇米フロリダ州タンパ

 1トップで先発した大迫が、非常に良かった。ボールが収まっていた。収めてから、動けていた。だから次の人が攻撃に絡むことができる。1つのボールにたくさんの人が絡めば、相手DFは対応しづらい。1点目もそういう形だった。香川が右へ振って、本田のクロスに内田がまたいで、最後はボランチの遠藤が決めた。みんな動いていた。いい試合ができたんじゃないかな。

 W杯開幕2週間を切って、この状態であることは良かったんじゃないかな。今、面白いのは1トップ争い。混沌(こんとん)としてきたよね。大迫、柿谷、大久保。できれば後半から大久保の1トップを見てみたかった。

 この試合であえて言うなら守備。もう1つ間合いを詰めた方がいい。人は行っている。3人くらい寄せているが、もう1つ間合いを詰めないとショートカウンターを食らう。W杯では当たり前のように仕掛けてくるだろうしね。

 ただ、選手によくよく話を聞くと、前日練習までは負荷が高く、体も重かったようだ。岡崎も「まだ重い」と言っていた。それなのにこのパフォーマンスなら、もう1段階ギアを上げられる。まだまだ、ここがピークじゃないってこと。この調子で上げていってほしいね。(日刊スポーツ評論家)

















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