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OGGIの「毎日がW杯」

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荻島弘一(おぎしま・ひろかず):1960年(昭35)東京都出身。84年に入社し、スポーツ部勤務。五輪、サッカーなどを担当して96年からデスク。出版社編集長を経て05年から編集委員として現場取材に戻る。

MVP選考締め切りは決勝前/よもやま話


 C大阪でプレーするウルグアイ代表FWフォルランは、10年南アフリカ大会で「ゴールデンボール賞(大会MVP)」に輝いた。同賞が制定されたのは82年スペイン大会から。同年はロッシ(イタリア)86年はマラドーナ(アルゼンチン)94年はロマーリオ(ブラジル)と優勝国から選ばれたが、実は他の5人は準優勝以下の選手だ。02年日韓大会は決勝戦で2発決めた優勝国ブラジルのロナウドではなく、決められたカーン(ドイツ)。06年ドイツ大会は決勝戦で退場したジダン(フランス)だった。

 選考は、大会に登録した記者の投票で行われる。締め切りは決勝前。つまり、決勝戦の成績は考慮されない。さらに「候補選手」10人は、FIFA技術委員会が選ぶ。10年大会の候補はスペインが3人でオランダが2人。両国への票が割れたのに対し、ウルグアイはフォルランだけだった。

 南アフリカ大会から導入されたファン投票は、ブラジル大会でも引き続き行われる。記者とファンがMVPを決めるわけだ。ちなみに、決勝戦前に投票を締め切るのは、今回も同じ。もちろん、集計を決勝戦終了直後の表彰式に間に合わせるためだ。【荻島弘一】

















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