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サッカーaiブラジル日記
日本代表やJリーグで活躍する選手のピッチ上では知ることができない素顔を伝える雑誌「サッカーai」。ブラジルW杯での現地取材のこぼれ話や、おもしろいエピソード、感動の裏話などを紹介していきます。
大久保嘉人 1年間思い続けた代表入り
中断前最後の5月18日(日)J1第14節。川崎F対横浜の一戦では、大久保嘉人選手(川崎F)のプレーに注目が集まりました。
結果は0-3で敗戦。大久保選手は無得点に終わり、Jリーグで勝利を収めて日本代表へ! とはなりませんでしたが、「この中断期間で疲れを取って、再開に向けて準備すればチームは変わる。嫌な思いを引きずっても体に悪いから」と前向き。「勝ちたかった。でももう忘れました」と、気持ちは既に日本代表に向かっています。
試合後の取材では、テレビ、新聞・雑誌、テレビ、また新聞・雑誌、と各メディアに引っ張りだこ! それでも、どの質問にも丁寧にしっかりと答えていました。
大久保選手にとっては、前回大会に続き2回目となるW杯。「今は4年前と日本代表のプレースタイルが違うし、楽しみ」と明るい表情を見せました。これまで一緒にプレーしたことがない選手もいますが、「誰とやっても合わせられる」と自信をのぞかせています。
W杯での目標は「優勝」。「みんな『優勝』と言っているし、気持ちの部分で1つになれないなら、代表は辞退していた」という言葉から強い気持ちが伝わってきました。再び代表に入りたいと思うようになったのは1年前。それ以前は、あまり意識していなかったと言いますが、「この1年間、代表入りするという思いを持ち続けていたことが良かった。代表メンバーに選ばれたいというプレッシャーを自分にかけてきたから、ここまでこれた」と話し、代表への思いが強く感じられました。
代表でプレーしたいポジションを聞かれると、「前の方だったらどこでも。前線でプレーして、見ている人をワクワクさせられたらいい。得点を狙っていきたいし、どんどん要求していきたい」。今からゴールに対する気合も十分です!
この日の試合後には、川崎Fサポーターだけでなく、W杯での活躍を期待する横浜サポーターからも声援が送られました! これまで川崎Fを勝利に導くゴールを何度も決めてきた大久保選手。ブラジルでも、大久保選手のプレーに日本中から大きな期待が寄せられています。(サッカーai編集部)