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サッカーaiブラジル日記
日本代表やJリーグで活躍する選手のピッチ上では知ることができない素顔を伝える雑誌「サッカーai」。ブラジルW杯での現地取材のこぼれ話や、おもしろいエピソード、感動の裏話などを紹介していきます。
「最高の試合を期待」編集部は徹夜作業
サッカーai編集部は、ブラジル現地取材を終えて、一足早く帰国しました。グループリーグ第3戦VSコロンビアまで取材したかったのですが……締め切りは待ってくれません。コロンビア戦をテレビで見ながら現地から送られてくる原稿や写真を待ち、そのまま徹夜(試合が終わればもう朝ですが……)で校了するスケジュール。昨日は、どんな予定で校了を迎えるかを編集部員たちと相談していたのですが、決戦を前にみんなどこか気持ちが高ぶり、そわそわしています。とりあえず、いつの時代のものでもいいから、日本代表のユニホームを持参して応援しよう! ということに決まりました(笑)。
もうほとんどのページは、入稿を終えているのですが、日本代表特集の一番メインとなる写真をどれにするか。最初のページだけまだ白紙のままにしています。できればコロンビア戦での歓喜の瞬間を、と可能性がある限り、ギリギリまで待つ予定です。
帰国までの飛行機は、同じように第1戦、第2戦を観戦したというサポーターも多かったのですが、みんなどこか不完全燃焼気味。成田空港の到着ロビーには、そんなサポーターの様子を取材しようと何台かのテレビカメラが。その前で、日本代表のブラジルでの勝利を見届けられなかった不満を爆発させている人も……。その気持ち、わかります。それぞれ、あの試合を見て感じたことに違いはあるでしょうが、選手たちが悔しかったのと同じように、あの日スタジアムにいた、日本代表の勝利を信じていた人は皆、悔しくてたまらなかったはずです。
それは裏を返せば、「今の日本代表の実力はこんなものじゃない」という期待の表れ。私たちが見てきた、ザックジャパンになってからの4年間。アジアカップ優勝や世界の強豪相手に見せた好勝負……。あのときの、自信に満ちたプレーを、ブラジルでもう一度見たい。
そのチャンスはあと1試合残されています。最後まで、このチームを信じるしかありません。
ある選手が、ギリシャ戦終了後のミックスゾーンでつぶやいた「次のW杯までまた4年もかかるのに、このままじゃ終われない」
まだ決勝トーナメント進出の可能性も残っています。朝5時キックオフは、ちょっと辛い時間帯でもありますが、逆に言えば試合終了まで通勤・通学時間を気にせずに見られる人も多いはず。
ザックジャパン最高の試合を期待して!(サッカーai編集部)