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サッカーaiブラジル日記
日本代表やJリーグで活躍する選手のピッチ上では知ることができない素顔を伝える雑誌「サッカーai」。ブラジルW杯での現地取材のこぼれ話や、おもしろいエピソード、感動の裏話などを紹介していきます。
青山 ギリシャ戦「主導権を握って」
16日の練習後、インタビューに応じた青山敏弘選手(広島)。トレーニングの内容を聞かれて「チームには課題もある。コートジボワール戦は結果として、チームとしてうまく守ることができなかった。それは間違いない。そこをうまく改善していけるように今日は練習をした」と明かしました。
「90分、すべての時間でうまくいくことはない。いかにその状況に応じたプレーができるか。もちろん、あらかじめ用意したプレーがうまくいくように選手は努めなければいけないし、チームとしてその自信もあります。だけど、それがうまくいかなかったとき、個々がその場で対応できるように、チームで考えなければコートジボワール戦と同じようになってしまう」
ギリシャ戦のキーポイントを「いかに自分たちが主導権を握って戦えるか」と話し、「もう腹をくくってやるしかないでしょ」
コートジボワール戦の悔しさは、出場機会がなかった選手たちも同様に感じています。「みんなが感じたあの思いが、次の試合はきっと力になる」
「内容より最後は結果が必要になる。だから難しいですが、自分たちの良さを出すために、今準備をしています。まずがギリシャ戦でそれを出せなければ、話になりませんから」。そう話したあと、インタビューを、「4年間日本代表がやってきたことを出して、次は勝ちます。それには自信がありますから」と、堂々と、よどみなくそう締めくくりました。そんな青山選手の姿に、取材後、報道陣から思わず「強気で頼もしいね!」の声が。
青山選手のインタビュー中に、ちょっとおもしろいエピソードが。
通りかかった西川選手が、青山選手の頭をポンと触って帰っていったのですが(これは選手同士のコミュニケーションとしてよく見かける光景。これで仲の良さがわかったりも!?)、青山選手はノーリアクション。「気にしてないのかな?」と思っていたら、少し間をおいて、チラっと顔を上げて「誰?」と犯人を探したあと、何もなかったかのように話を続けながら、さりげなく髪型を直していました(笑)。その一連の動作がなんとも青山選手らしく、素顔が垣間見える一瞬でした!(サッカーai編集部)