◆WEB企画
サッカーaiブラジル日記
日本代表やJリーグで活躍する選手のピッチ上では知ることができない素顔を伝える雑誌「サッカーai」。ブラジルW杯での現地取材のこぼれ話や、おもしろいエピソード、感動の裏話などを紹介していきます。
「天然パーマ」森重は頼れるキャプテン
サッカーaiの大人気企画「チームメイトが語る選手の素顔」シリーズ。今回はFC東京のチームメイトのみなさんに、森重真人選手の知られざる!?素顔を紹介してもらう企画の後編です。前編では「おでんくんに似てる……!!」という素顔(?)が判明しましたが、さて今回は……。
◆権田修一選手
「モリゲをいつも後ろから見ていて、一つひとつのプレーへの強いこだわりを感じています。試合に勝つことはもちろんだけれど、クリアにするのか、パスにするのか、細かいところまで、ものすごく考えているのがわかるんです。そのこだわりを持っているから、日本代表として世界で戦うときでも、臆することなくプレーできるんじゃないかな。特に代表に入ってから、また一つ上のステージに上がったというか、見ている世界がまた変わったように思いますね。相手が強ければ強いほど、モリゲ自身もどんどん強くなっていく。そういう選手なんじゃないかと思います」
◆塩田仁史選手
「優しくて、みんなからイジられても、いつもニコニコしていますね。キャプテンになって、自覚が出てきたと思いますけど、チームメイトへの接し方とか変わらない部分もあって、それがアイツの良さでもありますね。
でもモリゲに一つだけ言うなら……。
天パなんだし、髪を伸ばすのはやめて短くしたら?(笑)」
◆羽生直剛選手
「僕が今季、甲府から復帰して、また一緒にプレーすることになりましたが、キャプテンとしての自覚が本当に出てきたなと感じています。チームのことをよく考えていて、うまくいかないときには、森重から『どうしたらいいと思いますか?』と言ってきてくれることがあって、そのときは2人でいろいろなことを話します。
日本代表に選出される前から口には出さないけれど、そこを目指してやっているんだなという姿勢が見受けられました。Jリーグで結果を残して代表へ。その努力の過程を見てきたので、初招集のときは自分のことのようにうれしかったですね」
◆広永遼太郎選手
「チームではキャプテンを務めていますが、厳格すぎることなく、みんなに分け隔てなく優しいです。特に僕たち若手に、気を使わせないような配慮を感じますね。練習中の厳しい言葉が必要なときと、オフの顔をうまく使い分けしています。
普段はみんなからよくイジられているし、そのせいなのか僕のことをよくイジってきます。自分も天然パーマのくせして、僕の天パのことをいろいろ言ってくるので、年上ですがそんなときは僕も言い返します(笑)。いろんな意味で、今まで出会ったことのないタイプのキャプテンなんじゃないかと思いますね」
調査の結果、チームメイトからはよく「天然パーマ」をネタにイジられつつも(笑)、キャプテンだということがわかりました。ザンビア戦でも本田選手のゴールを、積極的な攻撃参加でアシストするなど、攻守両面でその存在感を発揮。目標であるブラジルのピッチに立つことができるのか。今後も定位置確保のために、アピールに余念はありません。(サッカーai編集部)