浅野忠信、ゴールデン・グローブ賞で憧れのハリソン・フォードに「すみません、ハリソンさん」
第82回ゴールデン・グローブ賞で、日本人初の助演男優賞(ドラマシリーズ部門)を受賞した俳優浅野忠信(51)が13日、都内で記者会見に登壇した。
戦国の日本を描いたドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)で野心家の樫木藪重を好演。同作はゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞(真田広之)、主演女優賞(アンナ・サワイ)、助演男優賞の最多4冠を達成し、日本人3人の受賞も歴代最多の快挙となった。
浅野は黄金のトロフィーを持って登場。「今までないぐらい喜びましたし、今もその喜びが続いて、このような記者会見を開かせていただけてて、本当に感謝しております」と笑みがはじけた。
昨年9月のエミー賞では惜しくも受賞を逃した。「すごく悔しかったんですね。あり得ないくらい、ふてくされてて。ゴールデン・グローブ賞のほうも、寸前まで『おれは行かねえ』っ取り乱してた」と吐露。だが憧れのハリソン・フォードがノミネートされていたことから「ハリソンさんと同じところに名前がある。これだけでいいんだ」と授賞式出席を決めたという。受賞の瞬間を「まさかの僕の名前が出た。すみません、ハリソンさんって思った。でもそんなこと言っちゃいけないから。失礼だから。すごい、この人たちじゃなくて僕の名前が出たんだって、感動しましたね」と振り返った。真田広之(64)からは「来てよかっただろ?」と言われたという。
会見では真田からの祝福メッセージが寄せられたほか、共演した西岡徳馬(78)金井浩人(32)もサプライズで駆けつけた。浅野は「現場でとても支えてもらった。めちゃくちゃうれしいです」と感謝した。
ディズニー傘下のFXが制作した「SHOGUN 将軍」は、ディズニープラスで全話独占配信中となっている。