笠井信輔、古巣フジテレビに言及「大変厳しい精神状態」小倉智昭さん存命なら「やんなきゃダメ」

元フジテレビアナウンサーで現在フリーの笠井信輔(61)が16日、TOKYO FM「ラジオのタマカワ」(木曜午前11時30分)に出演。古巣フジテレビの現況について心配した。

フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(フジテレビ)に対しては、中居正広(52)を巡る女性トラブルに関し、株主の1社である米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが15日までにに対して書簡を送付し、第三者委員会の設置や視聴者への信頼回復を訴えたことが明らかになっている。

MC玉川徹(62)から「今、フジテレビ相当大変じゃないですか。あれ、どう見てますか」と、切り込んできた。笠井は「はあ」と一息ついてから「やっぱり、その話になりますか」と話して「(出演)オファーをいただいたときは(フジテレビも)こんな話になってなかったし、玉川さんなら聞いてくるよなと思いました」と話した。

笠井は「今、マネジャーがかなりドキドキしてると思うんですけど…でも小倉(智昭)さんだったら『これはやんなきゃダメだ』って言ってコメントしていたでしょうね」と、同局系「とくダネ!」で共演し、昨年12月に亡くなった小倉智昭さんの行動を想像。「どう思っているかというと、それは…」とタメをつくってから「大変厳しい精神状態であります、私も」と古巣フジテレビへの深い思いを口にした。

玉川は「具体的には?」と追及姿勢をみせた。笠井は「辞めて5年経つけど、いまだに“ウチ”って言っちゃうんですよ」とフジテレビへの情の濃さを語った。玉川は「うーん、分かる!」とテーブルをバンとたたいて同意し「分かる。会社にいてウチって言っちゃうんだよね、もう辞めてんのに」と退社したテレビ局についての感情の置き所について語った。

笠井は「フジテレビには愛着があって、アナウンス室はとてもいい環境で、こんなことが出てきてしまって、本当に心配してます。ひとつ言えることは、一番最初の段階で文春が書いて、すぐに全面否定しましたよね。あれがとても批判された」と古巣への愛着と同時に淡々と事実を振り返った。

さらに「今、世の中の批判を恐れて仕事をしているのはフジテレビなんですよ。雑誌だって、ネットだって、担当の方に聞くと“フジテレビ”って書くと売れ行きとアクセス数が上がるっていうのね。フジテレビが何か起こした、ってなれば『それ見たことか』ってなるので、なにがあってもフジテレビって見出しを出すんだって、聞いたんですけど」と語った。

さらに笠井は「それだけ標的になっていて、ことが荒立たないように考えているウチの局が最初に全面否定した。中居さんの食事会に関してウチは知らない、っていうのは、そこは本当だな、って思いました」と話した。