【西武奥村光一】大先輩からの言葉を糧に再昇格「今の悔しい気持ちを…」/連載89

西武の育成ドラフト6位ルーキー奥村光一外野手(24)が、7月17日の再昇格前に1軍への思いを語っていました。6月9日に支配下登録され、阪神戦(甲子園)で即先発出場。同26日に出場選手登録を抹消されましたが「経験ってこのことなんだな」と濃密な時間を過ごしました。2軍合流後はイースタン・リーグで本塁打を放つなど結果を残し、再び1軍の舞台に返り咲きました。今回は2軍降格を告げられた日に、西武のレジェンドから授かった転機となった一言などを明かしてもらいました。

プロ野球

◆奥村光一(おくむら・こういち)1999年(平11)12月24日、静岡県生まれ。東海大静岡翔洋では甲子園出場なし。高校通算29本塁打。東海大進学後は3年限りで野球部を退部し、21年からBC群馬でプレー。同リーグで21年首位打者、23年盗塁王。23年育成ドラフト6位で西武入団。24年6月9日に支配下選手登録され、同日阪神戦でプロ初出場。178センチ、83キロ。右投げ右打ち。

1軍の緊張感の中で、適時打を放つ

1軍の緊張感の中で、適時打を放つ

1軍→2軍→1軍「一番はやっぱり経験」

――支配下登録されて1軍を経験。現状の手応えは

いやもう、正直1軍を経験して、本当に一回り大きくなれたっていうのはありますね。だからこそ今、結果に出てるのかなっていう風に思います。

―1軍で一番大きかったと感じた部分は

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野球

黒須亮Ryo Kurosu

Tokyo

1998年5月、茨城県古河市出身。23年入社。古河三高から2浪の末、「おもしろそうだから」という理由で出願した立大文学部キリスト教学科に入学できた。ゼミは「キリスト教音楽論」。立大野球部ではDeNA中川颯投手が2学年上、楽天荘司康誠投手が同期。リーグ戦出場には遠く及ばなかったが、現在プロや社会人野球で活躍されている選手やマネジャーと過ごした4年間は貴重な時間だった。趣味は母がオペラ歌手だった影響から舞台観劇。また、幼少期からMLBが大好き。24年5月にドジャース大谷翔平投手と同じマットレスを購入するなど、とりあえず形から入る。