【宇都宮ブレックス〈56〉】カリスマ篠田アナに聞く 2024-25 越谷アルファーズを侮るな(下)

バスケットボール

りそなグループ B.REAGUE 2024-25シーズンがいよいよ開幕します。3季ぶりの日本一を狙うブレックスについて、とちぎテレビやバスケットLIVEでの試合実況でおなじみの篠田和之アナウンサー(53=フリー)に伺いました。2回目はチーム全体とリーグ戦展望が中心です。

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【次回予定〈57〉初のU22選手契約・石川裕大インタビュー(上)】

9月23日の天皇杯2次ラウンド島根スサノオマジック戦でアイザック・フォトゥ選手が見せた芸術的なフローターシュート

9月23日の天皇杯2次ラウンド島根スサノオマジック戦でアイザック・フォトゥ選手が見せた芸術的なフローターシュート

◆篠田和之(しのだ・かずゆき) 1971年(昭46)2月27日生まれ、宇都宮市出身。宇都宮高校から早稲田大学に進み、スポーツアナウンサーを目指す。卒業後、山陽放送(岡山)に入社し、プロ野球や地元のスポーツ中継で実況を担当。2001年に退社し、故郷の宇都宮でフリーとして活動を始めた。ブレックスには立ち上げの2007年からかかわり、JBL時代から現在に至るまでチームの節目に立ち会っている。レギュラー番組はとちぎテレビ「とちテレNEWS 9」(月曜担当)「イブ6プラス」(火曜担当)と栃木放送「ACCENT!」(月曜担当)。全国に100人以上いるB.LEAGUE実況アナウンサーたちのアドバイザーも務めている。

9月23日の天皇杯2次ラウンド最終戦で島根を破り、3次ラウンド進出を決めた宇都宮ブレックス

9月23日の天皇杯2次ラウンド最終戦で島根を破り、3次ラウンド進出を決めた宇都宮ブレックス

開幕ダッシュの可能性は高い

―今季のスターティングメンバーですが、9月7日の秋田ノーザンハピネッツ戦以降は、比江島慎選手、鵤誠司選手、DJ・ニュービル選手、ギャビン・エドワーズ選手、グラント・ジェレット選手でほぼ固定しています。レギュラーシーズンも同じ布陣で行くのでしょうか

予想通りですね。ジェレット選手の先発起用はリバウンドとゴール下での攻撃を考えてのことでしょうが、アイザック・フォトゥ選手も実力的に遜色ありません。調子の良い方をスタメンで使っていくのではないでしょうか。

―右膝のけがで出遅れていた遠藤祐亮選手が9月21日の天皇杯・香川ファイブアローズ戦からコートに戻ってきました。昨季のようにスタメンに戻るのでしょうか

それはわかりません。

―遠藤選手の復活でリーグ戦開幕前にメンバーが揃いました

B.LEAGUEでは毎シーズン、リーグ戦の序盤は前年から継続性のあるチームが強い傾向にあります。まさに今シーズンのブレックスがそうです。逆に、選手が入れ替わったチームは落ち着くまで少し時間がかかる傾向にあります。

9月21日の天皇杯2次ラウンド香川ファイブアローズ戦で今シーズン初出場した遠藤選手

9月21日の天皇杯2次ラウンド香川ファイブアローズ戦で今シーズン初出場した遠藤選手

―開幕ダッシュの可能性は高いと

私はそう思います。

―成熟した土台に若手の成長が加われば、昨季のレギュラーシーズン51勝を上回る事も可能性もあるとおっしゃいましたが、あえて不安を挙げるとすればどこでしょうか

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1988年入社。プロ野球を中心に取材し、東京時代の日本ハム、最後の横浜大洋(現DeNA)、長嶋巨人を担当。今年4月、20年ぶりに現場記者に戻り、野球に限らず幅広く取材中。