【DeNA伊勢大夢】「1軍1発目、ノーアウト満塁でも大丈夫なように」/連載80

DeNA伊勢大夢投手(26)が、シーズン後半戦での巻き返しに向け、1から作り直すことをテーマにファームで鍛錬に励んでいます。

22年に71試合に登板し、3勝3敗、39ホールド、1セーブ、防御率1・72と飛躍。「伊勢大明神」とも称され、昨年も58試合に登板した鉄腕ですが、今季は16試合に登板し、0勝2敗、防御率5・79と苦しんでいます。

5月31日に出場選手登録を抹消され、ファームで調整。一時は実戦から離れ、「ミニキャンプ」で心身を見つめ直しました。

今季、苦しんだ原因を明かしながら、ファームでの取り組み、今後への決意などを語ってくれました。

プロ野球

◆伊勢大夢(いせ・ひろむ)1998年(平10)3月7日、熊本県生まれ。九州学院では3年春夏に甲子園出場。明大ではリーグ戦通算22試合で4勝4敗、防御率2・89。19年ドラフト3位でDeNA入団。20年6月20日広島戦でプロ初登板。22年に監督選抜でオールスターに初選出。通算217試合に登板し、10勝13敗3セーブ、102ホールド、防御率2・58。183センチ、94キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億1000万円。

頭を使ってトレーニングしないと、と話す

頭を使ってトレーニングしないと、と話す

「ガタがきてしまったというか」

――ファームでの調整が3カ月目に入ったが、今、取り組んでいることは

トレーニングし直すというか、当然やってはいたんですけど、やってるつもりだったのかなと。今、思えばこれさえやっていれば、ゲームにいけるっていうレベルでずっと1軍で回ってたんで、ガタがきてしまったというか…。

――登板が重なる中、疲労と闘いながらトレーニングする難しさもある

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。