【DeNA楠本泰史】1軍合流!「マイナスな空気を吹き飛ばせるピースに」/連載84

DeNA楠本泰史外野手(29)が、8月13日の広島戦(マツダスタジアム)から自身約3カ月ぶりに1軍に合流します。

打撃不振から、5月12日に出場選手登録を抹消。ファームでは「バットを強く振る」、「強く打てるポイントの再確認」などをテーマに挙げ、連日バットを振り込みました。

勝負強さが売りの巧打の外野手で、昨季はスタメン、代打の切り札でも起用され、22年から2年連続で94試合に出場。8月はイースタン・リーグ6試合に出場し、打率5割2分と絶好調で、シーズン終盤戦に向け、勝負どころでの活躍が期待されます。

一時はファームでも思ったような結果を残せず、試行錯誤を繰り返した日々、胸に抱える率直な思いなどを聞きました。

プロ野球

◆楠本泰史(くすもと・たいし)1995年(平7)7月7日、大阪府吹田市出身。花咲徳栄では13年センバツ出場。東北福祉大を経て17年ドラフト8位でDeNA入団。18年3月30日ヤクルト戦で初出場。19年6月9日の西武戦でプロ初本塁打となる代打逆転満塁本塁打を放った。22年は開幕スタメンを勝ち取り、94試合に出場して6本塁打。23年も94試合の出場で打率1割9分1厘、2本塁打、21打点。今季は17試合の出場で打率1割7分9厘、0本塁打。プロ通算404試合で打率2割2分5厘、12本塁打、79打点。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸3700万円。

2軍にいると何もできないと、悔しさを露わに

2軍にいると何もできないと、悔しさを露わに

「その場に立てない悔しさ」

――一時は9連敗を喫するなど、後半戦に入って、苦しい戦いが続くが、どのような思いで見ている

僕だけに限らず、こっち(2軍)にいる人は何もできないので、何もできない悔しさというか、その場に立てない悔しさはやっぱりあります。

――自宅などで1軍の試合を見ることは

結果だけは必ず見てます。チームがどういう状況にあるのかっていうのはやっぱり知っておかなきゃいけないと思うので、やっぱりそこに、自分だったらこうしてたなとか、自分だったらこれできてたかなとか、映像をちょっと見ながらとかはあります。

――3月に左太もも裏を痛めたが、バッティングなどへの影響は

本文残り72% (1596文字/2207文字)

兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。