【祝!DeNA日本一】優勝会見全文!三浦監督、牧、桑原、東の歓喜の声/連載141

今週は、DeNAの記事を連日配信します。

DeNAが日本シリーズでパ・リーグ王者のソフトバンクを4勝2敗で下し、シーズン3位からの下克上での日本一を達成しました。3位からの日本一は2010年のロッテ以来で、セ・リーグでは史上初でした。

球団では、「マシンガン打線」で大きな注目を集め、三浦大輔投手(50=現監督)、石井琢朗内野手(54=現コーチ)、鈴木尚典外野手(52=現コーチ)らを擁した1998年以来、26年ぶり3度目の日本一となりました。

日本一を達成した第6戦の試合後には、横浜スタジアムで記者会見が行われました。出席した三浦監督、キャプテンの牧秀悟内野手(26)、日本シリーズMVPの桑原将志外野手(31)、第3戦で好投した東克樹投手(28)の会見全文をお届けします。

プロ野球

優勝会見で喜びを語る左から桑原、三浦監督、牧、東(撮影・梅根麻紀)

優勝会見で喜びを語る左から桑原、三浦監督、牧、東(撮影・梅根麻紀)

◆三浦大輔(みうら・だいすけ)1973年(昭48)12月25日、奈良県生まれ。高田商から91年ドラフト6位で大洋(現DeNA)入団。97年にリーグ最高勝率。05年最優秀防御率、最多奪三振。15年にプロ野球記録の23年連続勝利。16年引退。通算535試合、172勝184敗0セーブ、防御率3・60。19年にDeNA1軍投手コーチ、20年に同2軍監督、21年から1軍監督。

選手として、監督として日本一

―26年ぶりに横浜の夜空を舞った時の気持ちは

先ほども言いましたけども、最高の気分でした。

―たくさんの声援に背中を押され、シーズンを通した中でも、今日は素晴らしい戦いだった

選手たちとスタンドのファンの方が、一体になって戦えたと思います。

―優勝が決まった瞬間、コーチ陣とも肩を組んでいた時の気持ちは

もう、うれしくてうれしくて、震えてましたね。

日本一となり胴上げされるDeNA三浦監督(撮影・江口和貴)

日本一となり胴上げされるDeNA三浦監督(撮影・江口和貴)

―勝てば優勝が決まる一戦に臨むにあたって、選手たちに掛けた言葉は

いつも通り今日持てるもの、出せるもの、できることを精いっぱいやっていこうと、出し切ろうという話はしました。

―26年前は選手として、日本一を経験したが、監督としての日本一はどんな気持ちが込み上げるか

本当に選手たち、スタッフ、ファンの方に感謝の気持ちでいっぱいです。

しんどい中でも誰ひとり弱音を吐かずに、クライマックスシリーズに入ってから、日本シリーズに入ってからもそうですけど、全員が本当に毎日毎日出し切っていっぱいいっぱいのところで、最後までよく戦ってくれたと思います。

―シーズン3位からの下克上だった。レギュラーシーズンを含め157試合戦って頂点にたどりついたが、今年1年を振り返って

やはりレギュラーシーズン3位という悔しい結果に終わり、そこからもう1度気持ちを奮い立たせて、次はクライマックスから日本シリーズ出て優勝するっていう目標に、選手たちもスタッフもみんなが気持ちを切り替えて、悔しさをバネに日本シリーズ優勝を目指して、1つになっていけたのが、今シーズンかなと思いますし、この時期まで試合ができる幸せをかみしめながら、感謝の気持ちを持って、毎日試合に臨めたのが良かったのかなと思います。

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。