【祝!DeNA日本一】胴上げ投手の森原康平が語る…登板から歓喜の瞬間/連載142

DeNA森原康平投手(32)が、ソフトバンクとの日本シリーズ第6戦の9回に登板し、3者凡退で試合を締め、胴上げ投手となりました。

9点リードの9回、スタンドから盛大な「森原コール」を受けながら、マウンドへ。周東と今宮を連続で二ゴロに抑え、最後は柳田を空振り三振に仕留めました。

22年シーズン途中に楽天からトレード移籍。昨季は46試合に登板し17セーブ、今季は守護神で58試合、29セーブを挙げました。

26年ぶりの日本一を達成した試合後に、胴上げ投手になったことや、スタンドからの「森原コール」への思い、一進一退だった自身のコンディションを明かしながら、日本一の喜びを語ってくれました。

プロ野球

日本一となり、記念撮影に納まるDeNAの、左から森原康平、伊勢大夢、坂本裕哉、浜口遥大

日本一となり、記念撮影に納まるDeNAの、左から森原康平、伊勢大夢、坂本裕哉、浜口遥大

◆森原康平(もりはら・こうへい)1991年(平3)12月26日生まれ、広島県出身。山陽―近大工学部―新日鉄住金広畑を経て、16年ドラフト5位で楽天入団。19年3月、メキシコとの強化試合で侍ジャパン代表。22年7月、伊藤裕季也との交換トレードでDeNA移籍。今季は58試合、2勝6敗、11ホールド、29セーブ、防御率2・41。185センチ、88キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸5700万円。

「みんなが喜んでる、その瞬間」

―9回のマウンドに指名された気持ちは

そうですね。やっぱり日本一なる時のマウンドっていうのは、1個のアウトも特別な意味っていうのはあるのかなっていうのがあるんで、去年からほぼ1軍でやってきて、今年は全て完走することができたんで。

それで、こういう最後の場面でマウンドに上がれたことにめちゃくちゃ幸せに感じています、今。

―大量リードだったが、最後行くぞとは言われていたのか

はい、言われました。途中で言われました。ブルペンにいる時に。

―最後に見た景色はどうだったか

いや、もう東京ドームの日本シリーズ決まった時もありましたけど、ホームで勝った瞬間、守ってくれてる、みんなが喜んでて、ベンチの人もスタンドの人も、みんなが立って、みんなが喜んでる、その瞬間を見られて、なんか僕もやってきたことが報われたかなと、そんな気持ちにもなりましたし、なんかいいチームだなと思いました。

ポストシーズンの成長

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。