【森口澄士〈下〉】ケガや移籍を成長に変えNHK杯の吉報 未来へ進むゆなすみ

日刊スポーツ・プレミアムでは毎週月曜に「氷現者」と題し、フィギュアスケートに関わる人物のルーツや思いに迫ります。

シリーズの第19弾は、ペアとシングルで活躍する森口澄士(21=木下アカデミー)が登場します。全2回の後編では、ジュニア時代から「ゆなすみ」の未来までを描きます。(敬称略)

フィギュア

   

20年、木下アカデミー移籍を機に成長。21年西日本選手権で優勝し表彰を受ける。左は須本光希、右は木科雄登

20年、木下アカデミー移籍を機に成長。21年西日本選手権で優勝し表彰を受ける。左は須本光希、右は木科雄登

山本草太との交流、島田ら同期と切磋琢磨

スケートを愛する森口は、ジュニアに上がって以降、さらに幸せな出会いに恵まれた。

ジュニア1年目の15-16年シーズン。西日本ジュニア選手権で、愛知みずほ大瑞穂高時代の山本草太(現・中京大)と初対面。食事にも誘ってもらった。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。