三宅星南の弱気封じた高橋大輔臨時コーチ「あそこはチャレンジ」成長促すアドバイス

三宅星南(21=関空スケート)が、西日本選手権(10月26~29日、広島・ひろしんビッグウエーブ)で合計213・61点の2位となり、全日本選手権(12月20~24日、長野)進出を決めた。10月1日に閉幕した近畿選手権(滋賀)では、大会期間中にまさかのけがで意気消沈。それでも、長光歌子コーチや臨時コーチの高橋大輔氏の支えもあり、復活の演技を披露した。

フィギュア

三宅のSPを見守る高橋臨時コーチ(左)と長光コーチ(中央)

三宅のSPを見守る高橋臨時コーチ(左)と長光コーチ(中央)

SPを首位発進した三宅

SPを首位発進した三宅

フリーではジャンプの転倒もあったが2位で全日本出場を決めた

フリーではジャンプの転倒もあったが2位で全日本出場を決めた

全日本かけた西日本選手権

ショートプログラム(SP)を終えると、腰のあたりで小さく、しかし、力強くガッツポーズをした。リンクサイドには長光歌子コーチ、そしてその隣には、臨時コーチの高橋大輔氏が待ってくれている。固い握手で送り出してくれた2人は、同じ場所で温かい視線を向け続けてくれていた。

広島で開催された西日本選手権。三宅はSP78・82点の首位発進。

「大きなミスなく終えられて良かったです。楽しく滑ることができました」

3回転フリップ、トリプルアクセル(3回転半)、そしてルッツ-トーループの連続3回転を着氷。1本、2本と降りる度に温度が上がっていく会場を、さっそうと滑りきった。

本文残り85% (2023文字/2381文字)

スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。