【島田麻央の言葉】「荒川さんは憧れ そこに1歩近づける」3連覇/全日本ジュニア

昨季の世界ジュニア女王の島田麻央(15=木下アカデミー)が、全日本ジュニア選手権(11月17~19日、滋賀・木下カンセーアイスアリーナ)で、荒川静香さん、安藤美姫さんに並ぶ3連覇を果たした。ショートプログラム(SP)ではジャンプでミスがあり、まさかの4位発進。フリーでは最終滑走ではないことへの戸惑いもあったが、女王らしい演技で逆転優勝。新たな学びを得て、次のステージに進む。

フィギュア

〈全日本ジュニア選手権 11月17~19日〉

開会式

SP

ショートを終え目元を押さえる

ショートを終え目元を押さえる

フリー

島田麻央(右)は表彰式で櫛田育良と抱き合う

島田麻央(右)は表彰式で櫛田育良と抱き合う

珍しミスSP4位発進
「滑り始めてから一気に…」

SPを終えて

――珍しくミスがありました。SPを終えた感想はいかがですか。

島田 すごく演技の前に緊張してしまって。最初のアクセルでいつもと違うな、と思って、フリップで失敗するのは練習でもなかなかなかったので、そこですごく落ち込んでしまって。表現力もいつもよりはできなかったかなと思います。

――何の緊張でしたか。

島田 今年はユースオリンピックの決まる試合なので、そこに代表に選ばれたいっていう緊張があったと思います。

――ジュニアGPよりも緊張しましたか。

島田 緊張しました。

――これまでも、「代表に選ばれたい」と思って臨んだ試合はありましたか。

島田 あったんですけど、やっぱり今回が一番緊張しました。

――それくらいユースオリンピックを意識していたんですね。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。