【りくりゅうの言葉】「あなたも一緒に強く-」復活のフォワード・インサイド/4大陸

【上海(中国)=竹本穂乃加】愛称「りくりゅう」の世界王者、三浦璃来(22)木原龍一(31)組(木下グループ)が競技会に帰ってきました。

木原の腰椎分離症により、23年9月のオータム・クラシック(カナダ)以降はグランプリ(GP)シリーズや全日本選手権の欠場が続いていました。

この日は本番会場で2月1日のショートプログラム(SP)に向けて公式練習。現地限定取材では木原のリハビリ中に三浦も肩の強化に励み、デススパイラルの際に女性の軸足がインサイドエッジで進行方向が前の「フォワード・インサイド」復活を明かしました。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇30日◇上海オリエンタルスポーツセンター◇ペア公式練習

公式練習に参加した「りくりゅう」。三浦璃来(左)と木原龍一(撮影・竹本穂乃加)

公式練習に参加した「りくりゅう」。三浦璃来(左)と木原龍一(撮影・竹本穂乃加)

一緒に強くなった期間

――リフト、ジャンプも行いましたが、体の調子はいかがですか

木原 昨日の夜に到着したんですけれど、体の重さはあんまり感じませんでした。いい感覚でしたけれど、まだ氷がザンボニーの後ではなかったので、そこまで特別きれいな氷ではなかったんですけれど、その中でも非常に滑りやすい感覚だったので、良かったのかなと思います。

――練習で特に確認したところは、どのような部分でしょうか

三浦 やっぱり最初だったので、滑りをメインで今日はやっていました。

――昨年9月以来の実戦復帰ですが、心境はいかがですか

木原 逆に9月の時よりも、しっかりと自分たちが準備できたかなという考えがあるので「楽しみかな」という気持ちが強いです。

――秋からの期間は、どのように過ごされましたか

木原 基本的にカナダでリハビリをしていたんですけれど、僕が練習できない期間は三浦さんが1人でハードなトレーニングをこなしてくださって、僕が医師の許可が出た後に、氷上で滑るだけという練習を1カ月ぐらい続けていって、痛みと相談しながら、徐々に復帰していった感じです。

――氷に乗っていなかった期間はどのぐらいですか

木原 3週間ぐらいは乗っていなかったかなと思います。

三浦 1カ月ぐらい?

木原 1カ月ぐらいは。結局、氷に戻ってもかなり制限がある、本当に滑るだけの練習。滑る練習だけでも腰が悪化したこともあったので、ちょっと痛みが出たら戻る。ドクターとトレーナーの方の指示の下、かなり慎重にケアをしました。

――今の痛みはいかがですか

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。