【渡辺倫果の言葉】不退転!?の4回転ジャンプ覚悟「やめるくらいの勢いで」/4大陸

【上海(中国)=竹本穂乃加】昨年5位の渡辺倫果(21=TOKIOインカラミ/法政大)が不退転の4回転習得宣言!? 公式練習に参加後、現地限定の取材で「このオフで4回転を習得できなかったらスケートやめるくらいの勢いで」と覚悟を示しました。1月は得意のループでの大技習得に備え、トリプルアクセル(3回転半)の安定感アップのために猛特訓。来季をにらみながら、シーズン終盤戦を戦います。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇30日◇中国・上海オリエンタルスポーツセンター◇公式練習

公式練習に参加した渡辺倫果(すべて撮影・竹本穂乃加)

公式練習に参加した渡辺倫果(すべて撮影・竹本穂乃加)

ロングスリーパー

―上海に着いてからの調子はいかがですか

渡辺 すごく眠いです(笑顔)。昨日(飛行機が)3時間半ぐらい遅れて到着して、そこから今朝の、メインリンクじゃなくてプラクティスリンクの方での練習が、ちょっと朝早かったので。早起きだったんですけど「眠いな~」って。その後2時間ぐらい寝て、掃除の人に起こしてもらって(笑い)。昼寝して、ちょっと楽になって、だいぶメインリンクでもちゃんと動けていったんじゃないかなと。(睡眠時間は)5時間、6時間ぐらい。でも私、基本的に9時間以上寝たいロングスリーパーなんで、試合の時は絶対9時間以上寝るとか。全日本の時でも10…、公式練習の抽選の日の前日に長野入りしたんですけど、その抽選の時の練習が遅かったんで、12時間とかです、えへへ。だから、6時間だと、もう体が機能しないんで。死にながらやってました(笑い)。

―朝の練習は結構きつかったですね

渡辺  朝の練習は、もうほぼスケーティングで。もう確認して終わり、という感じで。ジャンプ1本ずつやって終わりって感じでやってました。滑ったのは40分間なんですけど、30分ぐらいをスケーティングして、3分間ジャンプして、7分ぐらいでステップシークエンスのターンの確認だったり、スピンの確認をして終わりました。

―鍵になるのはトリプルアクセルかなと思うんですが

渡辺 そうです、そうです、ホントに。全日本の時よりもすごく精度と確率も上がってきているので。あとは試合で成功させるだけっていうところまで持ってこられているので。あとはもう、自分のやりたいようにやるだけかなと思います。

―全日本、インカレと、そこから4大陸まで。どう持ってきましたか

渡辺 適度に休みつつ、最後の追い込みをした感じで。基本的にインカレ、全日本あたりを見ていただけると分かると思うんですけど、もうアクセル以外は全部ちゃんと確実にできているというところまできていて。あとはアクセルをはめるだけ、というところまできていたので。インカレから4大陸までの期間はトリプルアクセルをメインにずっとやっていました。ずっと回数を重ねて。1日20本以上とかやって、本当にきつかった(笑顔)

―以前は1日何本ぐらい

本文残り52% (1084文字/2075文字)

スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。