【チームココの言葉】若手2組と競う世界切符「楽しい」 昨年の7位超え狙う/4大陸

【上海(中国)=竹本穂乃加】全日本選手権5度優勝の小松原美里(31)尊(32)組(倉敷FSC)は昨年の7位を超える上位進出を狙います。若手2組と日本勢最上位が得る世界選手権(3月、カナダ・モントリオール)代表権を争いますが、「楽しい」と心中を明かしました。公式練習に入る直前にはドーピング問題が発覚したカミラ・ワリエワ(ロシア)が22年北京オリンピックで記録した得点が無効となり、日本の団体のメダルが銅から銀に繰り上がることが知らされ、「(代表だった)みなで円陣ハグしたい」と思いもはせました。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇30、31日◇中国・上海オリエンタルスポーツセンター◇公式練習

公式練習に参加した小松原美里、尊組(撮影・竹本穂乃加)

公式練習に参加した小松原美里、尊組(撮影・竹本穂乃加)

若手から受ける刺激

――今日、滑ってみての氷の感触を教えてください

美里 上海は初めてなんですけれども、ベニューがめっちゃきれいで、入った瞬間に「輝いてる」って思いました。氷は普段小さいリンクで練習していて、大きいリンクで滑ることがすごく楽しみでした。スピードがすぐ、1プッシュですぐ出るようなきれいな滑りやすいリンクだなって思いました。

 すごく滑りやすかったかなと思ってます。この会場はすてきな明るさというか。氷に入った瞬間に「はっ」と思って。ほんとに今週楽しみにしてます。上海は初めてなので、すごく頑張りたい気持ちいっぱいあります。

――アイスダンスで若手が台頭してきています。2組の事を見ていてどう感じられますか。

美里 真瑚くんと梓沙ちゃんは毎日一緒に練習していますし、ジュニアにも「さらあつ」という子が一緒に練習していて。ほんとに元気で。年齢を考えるとかなり私たちは上なんですけど、でも新しい考え方だったりとか取り組み方とか、全然学べるところがたくさんあって刺激をいただいてます。で、3組で4大陸に出られるってことがめちゃくちゃ久しぶりだから。もちろん、勝つぞ、他の国にも含めて、できるだけ上に行くぞっていう気持ちがありつつ、でも、なんか楽しいです。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。