【りくりゅうの言葉】合言葉は「2人で強くなれ」…今季目標は「笑いたいよね?」/4大陸

【上海(中国)=竹本穂乃加】「りくりゅう」こと三浦璃来(22)木原龍一(31)組(木下グループ)が現地限定の一夜明け取材に応じました。

今季2戦目は合計190・77点で2位。木原がリハビリに注力した期間は、2人の間で心がけたことがありました。

2連覇が懸かる世界選手権(3月18~24日、カナダ・モントリオール)を見据えつつ、ショートプログラム(SP)、フリーを笑顔で滑り終えられるような演技を目指します。

フィギュア

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇4日◇中国・上海オリエンタルスポーツセンター

取材に答える三浦璃来(左)と木原龍一(撮影・竹本穂乃加)

取材に答える三浦璃来(左)と木原龍一(撮影・竹本穂乃加)

「2人ともガチガチです」

――一夜明けていかがですか

木原 どうですか? 体の感触は?

三浦 やっぱり4カ月ぶりの試合なので、想定していた通り、2人ともガチガチです(笑い)

木原 新たなケガはないですけど、試合をしたら出る疲労感は4カ月ぶりですし、試合をしたんだなという感覚もありました。試合直後はネガティブな気持ちが出てきてしまったんですけど、いろいろ2人で考えながら、「よく1、2週間でフリーはここまで仕上げられたよね」という話になって。「お互い頑張ったよね」という話になりました。

――ショートプログラム(SP)直後には木原選手のお母様からLINEが届いたと仰っていました

三浦 はい。ずっとやり取りしています。

木原 僕よりやり取りしているんですよ。

三浦 ははは(笑い)

木原 僕は1通くらいしか返していなかったんですけど。

三浦 え、本当? 「すごい感動したよ」って言われて。ありがとうございますって。

木原 そういうもんですよね(笑い)

――今季のプログラムのコンセプトなどはありますか

三浦 SPはコーチから、歌詞がないので表現がしづらいんですけど、離脱をしてスケートを滑れる喜びを出せばいいのではと言われました。

木原 原曲は歌詞が入っていて、僕たちが使っているのはバイオリンバージョンなんですけど。もう1度ここから立ち上がっていくぞ、もう1度やるんだ、はい上がっていくというイメージがあると僕は思っています。

――それではお2人の心境や境遇とも重なりますね

木原 シーズンインしてから、自分たちの方向性や良さが分からなくなって、1度作り直したプログラムだったので、そういったメッセージがあのプログラムに込められています。フリーはフランス語? なのでよく分からないんですけど(笑い)

三浦 ははは(笑い)

衣装を褒めあう2人

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。