【鍵山優真の言葉】「初戦から300点」全試合Vで日本のエースへ/全日本シニア合宿

フィギュアスケートの全日本シニア合宿が7月6日、大阪・関空アイスアリーナで行われました。

3月の世界選手権で銀メダルを獲得した鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)は、ショートプログラム(SP)フリーともに世界的振付師のローリー・ニコル氏と再びタッグを組みます。

26年ミラノ・コルティナダンベッツォ五輪(オリンピック)のプレシーズンとなる今季。1つ1つの試合の質や結果も重要視。新シーズンへの決意を「鍵山優真の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<全日本シニア合宿>◇6日◇大阪・関空アイスアリーナ

―シニア合宿で得たものは何ですか

鍵山 強化選手が集まっての練習は普段はなかなかできないので。男女、組み合わせてやっていますが、すごくいい刺激をもらっています。ジャンプがうまい選手、スピンがうまい選手、表現がうまい選手と、いろいろな個性を持った選手がいるので、いろいろな刺激をもらって、この3日間で成長できる点はたくさんあると思います。

全日本シニア合宿で笑顔の鍵山優真(撮影・竹本穂乃加)

全日本シニア合宿で笑顔の鍵山優真(撮影・竹本穂乃加)

―今季のショートプログラムとフリーの曲名や振り付けについて教えてください

鍵山 ショート、フリーともにローリー・ニコル先生が振り付けです。ショートが「The Sound of Silence」で、フリーはフラメンコのアルバムの名前なんですけど、すごく格好いいい感じです。ショートは、タイトルにもある通り、静かな曲調で始まって、僕もそれに合わせて静かなエッジワークから入って。ステップからボーカルが入ってきて、なめらかな動きだったりとか。ちょっと渋みを感じるような、大人っぽい振り付けもあるので、それを表現できるように頑張りたいです。フリーは初めてフラメンコ。フラメンコは顔ではなく、手の表現が多くて、いろいろな手の形があったり、緩急をつけたりするのが難しいです。今回もプログラムのチェックをしていただいた時にたくさん言われた点があったんですけど、そこをもっともっと練習して、良いフラメンコにできるように頑張りたいです。

氷上練習をする鍵山優真

氷上練習をする鍵山優真

―今季の目標と意気込みを教えてください

鍵山 今季は1試合1試合の質をとにかく大事にして、初戦から300点を出せるようなクオリティでやっていきたいです。試合の結果で言えば、全試合で優勝できるように、強い目標を持ってやりたいです。

―仕上がりが早い印象ですが、手応えはいかがですか

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。